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ジェイソン・ベッカーのドキュメンタリー映画『NOT DEAD YET』が11月に日本上映開始

いまだ治療法が見つかっていないとされる難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながら、現在も音楽活動に励む不屈のギタリスト、ジェイソン・ベッカー。彼の半生を描き、本国アメリカを始め各国で好評を博した2012年の映画『JASON BECKER: NOT DEAD YET』(邦題:ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet 〜不死身の天才ギタリスト〜)が、来る11月より日本でも上映される事になった。

内容は生い立ちに始まり、ギターを片時も離さなかった少年時代、わずか17歳にしてスタートしたプロのキャリア、青天の霹靂のごときALSの発症…そして現在に至るまでの日々が描かれており、ジェイソンを支え続ける家族や友人達、そして’80年代というロック・ギター史の全盛期を彼と共に過ごしたプロ・ミュージシャン達が、その実情を語っている。

ジェイソンは、プロ・デビュー作となったマーティ・フリードマンとのカコフォニー『SPEED METAL SYMPHONY』(’87年)や1stソロ・アルバム『PERPETUAL BURN』(’88年)などを、テクニカル・ギターの総本山レーベル:シュラプネル・レコードからリリース。見事な指さばきとクラシック音楽の影響を巧みに織り込んだ楽曲は当時のキッズに衝撃を与え、本映画にもはじけるように楽しく弾きまくっている若きギター・ヒーローの映像が数多く収録されている。中でも、デイヴィッド・リー・ロス・バンドから脱退したスティーヴ・ヴァイの後任への抜擢はキャリアの頂点を予感させるものだった…その矢先に、突然病魔が影を落としたのである。あれほどまでに流麗なテクニックを極めた早熟の天才が、徐々に体の自由が利かなくなっていくもどかしさに絶望を感じたであろうことは、想像に難くない。

だが、余命3〜5年といわれるALSに立ち向かってはや25年。ジェイソンの生きる希望と音楽への情熱は決して失われることはなかった。40代を迎えた近年のシーンを観ると、その表情は生き生きと明るい。時にはユーモアをたっぷり交えながら、目の動きのみで周囲の人々と意思疎通を図り、音楽を作り続けようとする気力に満ちあふれている。そんなジェイソンを皆が総出で支えているのも、彼がもともと人一倍心遣いのある人間であったからこそ。そうした温かい関係も感じ取れる映像作品だ。’80年代よりジェイソンを追い続けてきたファンやギタリストはもちろん、誰でも1度は観る事をおすすめしたい。

さらに11月15日には、WOWOWでもドキュメンタリー番組『ノンフィクションW 瞳で蘇る伝説の“速弾き” 〜天才ギタリスト ジェイソン・ベッカー〜』の放映が予定されている。こちらも合わせてご覧いただきたい。

それぞれ、詳しくは下記ウェブを参照のこと。

ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet 〜不死身の天才ギタリスト〜

監督/プロデューサー:ジェシー・ヴィレ
出演:ジェイソン・ベッカー、マーティ・フリードマン、スティーヴ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニ、リッチー・コッツェン他
上映時間:87分
上映スケジュール:2014年11月8日(土)〜 新宿シネマカリテ他(詳細は公式ウェブに記載)

協力:メダリオンメディア
配給宣伝:アートスタ by k&ag マウンテンゲートプロダクション
配給協力:エムエフピクチャーズ
後援:一般社団法人日本 ALS 協会

映画公式ウェブサイト:ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet 〜不死身の天才ギタリスト〜

ノンフィクションW 瞳で蘇る伝説の“速弾き” 〜天才ギタリスト ジェイソン・ベッカー〜

放映日:2014年11月15日(土)
時間:午後1時〜
チャンネル:WOWOWプライム
番組詳細:WOWOWオリジナルドキュメンタリー | WOWOWオンライン