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RENOリリース及びライヴ情報&アコースティック・ライヴ・レポート

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昨年12月、V系界隈でテクニシャンとして評価が高いギタリスト5人が集ったコラボレーション・ライヴ“Legend Guitarist ~Electric Star~”のレポートを、当サイトでも掲載させていただいた。未読の方はぜひそちらをご覧いただければ幸いだ。

Legend Guitarist~Electric Star~ ライヴ・レポート

その出演ギタリストの中でも熱いキャラクターで存在感を放っていたRENO。彼の活動が活発化して来たので、最新ニュースとここ最近の活動をまとめてお伝えさせていただこう。

まず既に販売中の配信限定シングル『JOURNEY -Acoustic Version-』に関して。これはタイトルの通り、彼にとって初の完全アコースティック・アレンジ楽曲を3曲まとめたもの。もともと激しくメタリックだった「JOURNEY」「Sonick Attack」が異なる形に生まれ変わったニュー・ヴァージョンの他、穏やかなメロディーが心に染みるバラード系の新曲「HOME」も収録している。iTunes Store、amazon、music.jp、e-onkyo musicにてダウンロード購入することが可能だ(e-onkyo musicとmusic.jpでは96kHz/24bitのハイレゾ音源を購入することもできる)。詳細は下記オフィシャル・サイトにて。
http://www.pscompany.co.jp/reno/disco/

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そして来る6月には、東名阪を廻るツアー“GUITAR LIFE ~awake~”を開催。通常のエレクトリック・スタイルのライヴの他、大阪と名古屋では“GUITAR LIFE ~awake~ extra Acoustic DINNER SHOW”と題し、アコースティック・スタイルでのライヴも予定されている。詳細は下記の通り。

RENO TOUR 2017 GUITAR LIFE ~awake~

2017年6月3日(土):大阪阿倍野ロックタウン 開場/17:30 開演/18:00
2017年6月10日(土):名古屋HeartLand 開場/17:30 開演/18:00
2017年6月18日(日):マウントレーニアホール渋谷 開場/17:00 開演/17:30

RENO TOUR 2017 GUITAR LIFE ~awake~ extra Acoustic DINEER SHOW

2017年6月4日(日):大阪梅田ALWAYS 開場/18:30 開演/20:00
2017年6月11日(日):名古屋パラダイスカフェ21 開場/18:00 開演/19:30

 
後者のアコースティック・ライヴに関しては、実はこの6月が2度目の開催となる。東京では去る2月4日、東京・渋谷のラドンナ原宿にて、昼と夜の2部構成という形で“St.Valentines Day -Acoustic LUNCH PARTY-”、“St.Valentines Day -Acoustic DINNER SHOW-”が既に行なわれている。実は弊誌の編集部員も当日の夜の部に招待されており、集ったファンのみなさんと共に楽しませてもらった。今回はその晩の写真をご提供いただいたので、ごく簡単ではあるが(そして1ヵ月前のことではあるが)振り返ってレポートさせていただこう。まずセットリストは以下の通り。

St.Valentines Day -Acoustic DINNER SHOW-

【SET LIST】
1. Sonic Attack
2. White page
3. Milky Way
4. HOME
5. Distored View
6. JOURNEY
[encore]
7. Change The World

当日のバンド・メンバーはRENOに加え、RYOGA(g)、大桃俊樹(b)、前田遊野(dr)という既にお馴染みの4名。RENOとRYOGAはK.Yairi製のエレアコを、大桃はウッドベースを携えており、前田が叩くのは小さめのシンプルなドラムセットだ。

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オープニングは配信シングルにも収録されていた「Sonic Attack」。先述の通りメタリックな攻撃的要素は全くなく、落ち着いたリズムにRYOGAの繊細なコード弾きが乗り、RENOの軽やかで大胆なメロディーがその上で舞う。もともとバラード系のナンバーであった「Milky Way」などにしても、単にエレクトリックをアコースティック・ギターに置き換えただけのような単純な方法論を採っていないところが味噌で、アンプラグド・スタイルならではのより間を活かしたアレンジが秀逸だ。新曲の「HOME」も含めて、RENOの全く新しい側面をたっぷり観せられている感覚と言える。中でも秀逸だったのが「JOURNEY」であり、原曲のスピード感をグッと抑えて穏やかに旋律を紡ぐアレンジは、同じ曲と言われなければ分からないほどの凝り方だ。

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またどの曲でも印象に残ったのがRENOのリード・サウンドの豊かなサステインであり、コンプレッサー臭くないのに伸びやかに延びるサウンドは、耳にしているだけで心地よい。彼はアコースティック・ギターの鳴らし方を、ずいぶん高いレベルで心得ている…と、今さらのように思い知らされた次第である。

さて、このイベントはそのタイトルの通り、会場にて用意される食事を摂りながらのディナーショウという形式だった。歌手ならいざ知らず、ロック系のソロ・ギタリストではなかなか珍しいが、初めての試みであるにもかかわらずRENOは実に上手く回していたと言える。彼は決して饒舌で口上が巧みなタイプではないが、そのMCには真面目であるがゆえの飾らない面白みがあり、普通に話しているのを見ているだけで何だか妙に元気が湧いて来るのである。またこの日は様々なプレゼントを用意してのビンゴ大会もショウの半ばに行なわれており、こういうファンに寄り添うようなエンターテインメント性も彼の人気の秘密の1つと言えるのではないだろうか。

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ちなみにアンコールを飾ったのは、エリック・クラプトンの名演でお馴染み「Change The World」のカヴァー。もともと父親に教えてもらったクラプトンに衝撃を受けてギタリストを志したというRENOにとって、アコースティック・セットでこの曲をやるというのは、おそらく1つの夢だったはず。あの渋いギター・プレイと歌声を再現しようと奮闘する様子は、1人のファンそのものであり、最後の最後にとてもほのぼのさせられてしまった。

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