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B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018、その見所を一挙お伝え!

文●ヤング・ギター編集部 撮影●Wataru Nishida(WATAROCK)

会場入り口

B’zが1988年にデビューして以来、2018年の今年で30周年を迎える。それを記念した一大エキシビション、B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018が現在開催されていることを、ファンの方々なら既にご存知のはずだ。

このエキシビションは彼らの長い歴史の中で使用されて来た楽器、ステージ衣装、ステージ模型や設計図…といった、本来なら制作に携わるスタッフしか目にすることのできない様々なアイテムの他、メンバー自身の私物、直筆の歌詞や譜面など、ファン垂涎のゆかりある貴重品が数多く展示されるというもの。さらに会場では現在までに公開されて来たミュージック・ビデオやライヴ映像、最新アルバム『DINOSAUR』のレコーディングやライヴのバックステージなどを追った秘蔵映像「Behind the Scene : The 29th Year」なども上映される。

何しろ長い歴史を誇る彼らなので、ファンのみなさんに一度にすべてをお見せすることは不可能。よって30年を前期(1988年〜2002年)と後期(2003年〜2018年)に分け、それぞれ約1ヵ月ずつに渡って開催される(期間は前期が4月1日から5月6日まで、後期が5月11日から6月15日まで)。場所はJR有楽町駅、もしくは東京メトロ有楽町駅か銀座一丁目駅からほど近い場所にある、有楽町インフォスだ。会場近くには巨大な「B’z」のサインボードが掲げられているので、迷わず到達できるはず。

我々ヤング・ギター編集部も、去る3月末のプレス取材日にお邪魔させていただいた。わりと駆け足で取材させていただいたにもかかわらず、すべて見て回るのに優に1時間以上はかかったので(シアター上映の秘蔵映像は見ていない)、細部までじっくりと鑑賞しようと思えば3〜4時間は楽しめるはずだ。以下、各コーナーの見所を、写真も交えながらお伝えさせていただこう。

★会場入り口

会場入り口ではB’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018の巨大なロゴと共に、松本孝弘と稲葉浩志がお出迎え。

歴史と共に年輪を重ねていく2人の様子が端的に表されたデザインが、実にシブくて深い!
会場入り口

★ゴールドディスクエリア

B’zはもちろん、松本孝弘、稲葉浩志それぞれのソロ作品も含む、全113枚のゴールドディスクの数々を一挙公開。

1988年の記念すべきデビュー・アルバム『B’z』や、初のオリコン1位を獲得した『RISKY』(1990年)、アーティストとして大きなターニングポイントとなった『LOOSE』(1995年)、2枚合わせて売り上げ1000万枚超えを記録したベスト・アルバム『B’z The Best “Pleasure”』『B’z The Best “Treasure”』(1998年)…などなど、各時代の金字塔と言える懐かしい作品が一気に俯瞰できて圧巻だ。

★HISTORYエリア

B’zが歩んで来た歴史のうち、1988年から2002年までのバイオグフラフィを、各時代の象徴的な2ショット写真と共に掲載。

音楽性に合わせてヴィジュアルも刻々と変化して行く彼らに、古くからのファンは懐かしさと感慨を、若いファンは驚きと新鮮さを覚えるはず。
HISTORYエリア

★レコーディングスタジオエリア

B’zが普段の楽曲制作時によく使用するレコーディング・スタジオの写真を背景に、ギターやアンプを始めとする様々な機材群を展示。

1stアルバムの録音に代表される初期楽曲で使用されたヤマハ製松本孝弘モデル“MG-M”の歴代機や、2001年に初お目見えしたギブソン“Tak Matsumoto Les Paul Tak Burst”のプロトタイプ(後に共演したジョー・ペリーの直筆サイン入り!)、稲葉浩志のソロ・アルバムやツアーで多用されたギブソン“J-45”など、懐かしいモデルが目白押しだ。

さらには普段なら見ることができない、レコーディング風景を捉えた貴重な写真も!

★RockWalkエリア

2007年11月19日、アジア圏のアーティストとしてはB’zが初めての受賞となったハリウッド“RockWalk”。その殿堂入り時に授与された楯を本邦初公開!

ちなみに“RockWalk”とは音楽業界に大きな貢献を果たした人物の手形がズラリと並ぶL.A.の名所で、基本的に一流ミュージシャンの推薦がないと名を連ねることはできない。

B’zの場合はかのスティーヴ・ヴァイからの推薦であり、殿堂入りセレモニーの当日もヴァイ自身が彼らを祝福するスピーチを行なった。
Rock Walkエリア

★楽器エリア

松本孝弘が所有する貴重なヴィンテージ・ギターを展示。

「#1090 〜Thousand Dreams〜」の曲名由来ともなったシリアル#1090の1954年製フェンダー・ストラトキャスター、アルバム『SURVIVE』(1997年)のジャケット写真にも登場しているゴールドトップ&P-90の1956年製ギブソン・レスポール、同じゴールドトップだがハムバッカー・ピックアップを搭載している1958年製ギブソン・レスポール、色焼けの全くない超ミント・コンディションが保たれた1952年製フェンダー・テレキャスター…など、伝説的なモデルが目白押しだ。

★ライヴステージエリア

ここにも同じく松本孝弘&稲葉浩志の使用楽器の数々が、ライヴさながらの迫力で展示。

中央には最新アルバム『DINOSAUR』でも使用されたという年期の入ったマーシャル・スタックや、ピーヴィ、VHT、ボグナーといった歴代のライヴ・ステージを力強く支えて来たスピーカー・キャビネットが鎮座。

また松本孝弘のギターでは、1999年に発表された初のギブソン・カスタムショップ製シグネチュア・モデル“Tak Matsumoto Les Paul”を筆頭に、ブルー・サンバーストのヤマハ“MG-M II”、ドラキュラのイラストが描かれた“MG-M III”、B’z LIVE-GYM Pleasure ‘97 -FIREBALL-のツアー・タイトルに合わせてフレイム柄が施されたギブソン・レスポール・スタジオとアーニーボール・ミュージックマン“Silhouette Special”…などを見ることができる。

さらには稲葉浩志の初代マイク・スタンドや、彼が使用した2本の1967年型ギブソン・フライングVの姿も!

★ビデオエリア & 衣装展示エリア1

壁面や天井から吊るされたスクリーンに、多彩なミュージック・ビデオやライヴ映像をオンエアー。普段見慣れたあの曲も、巨大な画面に映し出されるとまた違った感慨があるはず!

その奥では1989年から1995年までに使用された、松本孝弘と稲葉浩志の衣装を展示。

最初期のスタイリッシュなジャケット系から、’90年代半ばへ進むにつれて徐々に野性味の強いカジュアル系へ変遷して行く様子が面白い。

★ステージ模型エリア

B’zならではのエンターテイメント性あふれるステージ・セット。その製作前に描かれた緻密な設計図や、実際の縮尺をイメージできる小型模型などを展示。

B’z LIVE-GYM 2001 “-ELEVEN-”での巨大トレーラーを利用した大掛かりなギミック、B’z LIVE-GYM The Final Pleasure -IT’S SHOWTIME!!-(2003年)での火の鳥をイメージした超豪華なステージ・セットなどが、どのような発想で製作されていったのか、その一端を垣間みることができる。

★衣装展示エリア2

こちらでは1996年から2002年までに使用された衣装を展示。ステージで観られたもののみならず、代表曲「ultra soul」のミュージック・ビデオでお馴染みのあの衣装なども見ることができる。

★グラモフォン

2011年、松本孝弘はラリー・カールトンとの共作『TAKE YOUR PICK』にて、第53回グラミー賞の“最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞”を受賞。その際に受け取ったグラモフォン(円盤式蓄音機)型トロフィーを、本邦初公開。

グラモフォン

★松本孝弘エリア

松本孝弘が作曲時に書いた譜面や、稲葉浩志からのプレゼント、学生時代に行ったコンサートのチケット、作曲時に使用するラジカセ…などを展示。

直筆譜面にはコード進行や構成がかなり丁寧に書き込まれており、彼の楽曲制作に対する緻密なこだわりが見えて面白い。

中にはグラミー受賞の記念に会社から贈られたという、重さ7kgのアルミ・チタン削り出しギターという超珍品も!

★稲葉浩志エリア

稲葉浩志の直筆歌詞や、出身大学の卒業式の写真、特殊メイクのために作成したデスマスク、貴重な作詞ノート…などを展示。

直筆歌詞は実際の完成ヴァージョンと少し異なる部分もあり、レコーディング時の試行錯誤が垣間みられるようで興味深い。

★ストア

松本孝弘と稲葉浩志のシグネチュア・モデルを含む、30ブランド・企業とコラボレーションした限定グッズをはじめ、CD、DVD、アナログ盤、ポスターなどを購入することが可能。

アパレル系はもちろん、江戸切子、G-SHOCK、スナック菓子から人生ゲームに至るまで、どの商品も趣向を凝らしたものばかりで手が伸びること必至。

さらに当イベントのパンフレットでは、会場に展示し切れなかった様々な写真を見ることが可能なので、記念に1部は持っておきたい!

B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018 開催概要

〈会期〉
●前期(1988-2002)……2018年4月1日(日)〜 5月6日(日)
●後期(2003-2018)……2018年5月11日(金)〜 6月15日(金)

〈会場〉
●有楽町インフォス1F
東京都千代田区丸の内3-8-3

〈開館時間〉
●平日……11:00-21:00
●土・祝日中日……10:00-21:00
●日・祝日……10:00-20:00

〈入場料金〉
●平日(5月1日と2日を除く)……入場料無料(入場整理券でのご入場となります)
●土日祝日(5月1日と2日を含む)
○前売……大人・専門学校・大学生以上¥1,500(Goods付)、4歳以上〜中高生¥1,200(Goods付)
○当日……大人・専門学校・大学生以上¥1,700(Goods付)、4歳以上〜中高生¥1,400(Goods付)

〈シアター鑑賞料金〉
○前売……大人・専門学校・大学生以上¥800、4歳以上〜中高生¥500
○当日……大人・専門学校・大学生以上¥900、4歳以上〜中高生¥600

〈オーディオガイド料金〉
松本孝弘・稲葉浩志による展示物の解説
○前売……¥500
○当日……¥600

※詳細はオフィシャル・サイトへ
https://bz-vermillion.com/exhibition/