2016年夏のヨーロッパ・ツアーを総括! Ryoji/GYZEコラム第1回

2016年夏のヨーロッパ・ツアーを総括! Ryoji/GYZEコラム第1回
国内のメロディック・デス・メタル・シーンにおいて最も勢いのある若手バンドの1つ、GYZE(ギゼ)。これまでに2枚のフル・アルバムを発表し、昨年の“LOUD PARK 15”に出演を果たすなど順調にキャリアを積み重ねている彼らは、この夏ドイツ、スロバキア、ポーランドを廻るヨーロッパ・ツアーを敢行した。そのツアーに関する思い出を、GYZEのフロントマンであるRyoji(vo, g)が綴った特別コラムをここYG公式ウェブサイトにてお届け! 今回は導入編となる第1回をお送りしよう。

日本人初出演となったフェスで演奏!

GYZEのヴォーカル&ギター、Ryojiです。これまでYG誌で何度か採り上げていただいてますが、改めてバンドの紹介をします! GYZEはオーディエンスが合唱できるような泣き系リード・ギターに、主にスクリーム・ヴォーカルを乗せたデス・メタル・サウンドを特徴としているトリオです。YG読者必聴の速弾きも満載です!

作品に関しては、BABYMETALなどのエンジニアをやっているディサルモニア・ムンディのエットレ・リゴッティがオーナーを務める、イタリアのレーベル:CORONER RECORDSから2枚のフル・アルバム(’13年『FASCINATING VIOLENCE』、’15年『BLACK BRIDE』)がリリースされていて、ありがたいことに洋楽アーティストとしてどちらの作品もビクターから国内発売させていただきました! 昨年は遂に目標のひとつだった“LOUD PARK”にも出演させていただき、現在は3rdアルバムのミックスが始まろうとしているところです。

僕個人に関しては、今年からジャクソンとエンドースさせてもらっており、現在は“Jackson Custom Shop RR24 Ryoji Custom “BLACK BRIDE””をメイン・ギターとして使用しています。このモデルは自分のプレイにとてもマッチするので練習量も増えたし、さらにギターを弾くのが楽しくなりましたね。ライヴを観たファンからも、そのサウンドに関して好評をいただいております!

class=”ext-link”Coroner Records

ビクターエンタテインメントl

ジャクソン

神田商会(ジャクソン正規代理店)

そんなGYZEですが、8月16日からヨーロッパ・ツアーを行ないドイツ、スロバキア、ポーランドを廻ってきました。

GYZE tour

まず、ドイツでは“SUMMER BREEZE OPEN AIR 2016”という、“Wacken Open Air”と双璧をなす巨大メタル・フェスに出演してきました! スレイヤー、サバトン、 アーチ・エネミー、 テスタメント、 ソイルワーク、カーカス、アスキング・アレキサンドリア等々、YGでもお馴染みのメタル・バンドが多数出演したのですが、何とGYZEは日本人バンドとして初出演だったのです!

スロバキアでは“MORE//THAN//FEST 2016”という、同国最大のメタル・フェスに出演。昨年のアジア・ツアーでサポート・アクトをさせてもらったチルドレン・オブ・ボドムや、台湾公演でオープニング・アクトをやらせてもらったドラゴンフォースといったバンドが登場した野外フェスで、こちらもGYZEが日本人初出演となったんです。この2組のバンドは縁があるのか“LOUD PARK”の後の飲み会に一緒に参加させてもらったり、特にドラゴンフォースのメンバーはたまに連絡をくれたりと凄くフレンドリーなんですよ。

MORE//THAN//FEST 2016

MORE//THAN//FEST 2016

そして最後のポーランドでは、フェス出演ではなくて単独公演を行なってきました!

その後、僕は単身ヨーロッパに残り、ポーランド→チェコ→オーストリア→ウクライナ→ポーランドという順番に東ヨーロッパを旅して帰国。

これから数回に亘り、これらの模様をお伝えしていこうと思います。

読者の皆さんが楽しめて、かつライヴの雰囲気などを感じ取っていただけるような内容にしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

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