BLACK TORA／BLACK TORA

テキサス出身の若手パワー・トリオによる自主制作1stフル。バンド名やジャケなど色々と突っ込みどころのあるバンドだが、’80年代ヘア・メタルの要素でツボを的確に攻めてくるキャッチーな楽曲群はなかなかのクオリティ。拳を突き上げてシンガロング必至のコーラス・ワークを始め、フラッシーかつ勢いのあるギター・ソロなど、オールドスクール命のメタル・マニア達からも大いに支持されそうな内容だ。スティール・パンサーが純粋無垢に熱く突っ走ったらこんな感じの音になるかも？　日本盤ボーナスとして’12年リリースの５曲入りEPを丸々収録。計13曲で50分弱というコンパクトさも素敵。
（Masa Eto）