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Helix / Line 6 〜基本操作編〜(Web版ダイジェスト)

圧倒的な高音質と優れた拡張性で人気を集めるマルチ・ディヴァイス“Helix”。ヤング・ギター8月号に掲載された特集記事のダイジェスト版と連動動画を特別に公開!

文●安保 亮 Akira Ambo

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※この記事は、ヤング・ギター2016年8月号に掲載された記事をウェブ用に再構成したものです。
本文や文末のスペックは公開当時のものを掲載しているため、最新の情報とは異なる場合があります。

アンプ・モデリング技術のパイオニア:Line 6からリリースされている“Helix”は、レコーディングやライヴなどあらゆる用途に完璧に対応する次世代型の高性能ギター・プロセッサーだ。信号処理を行なうDSPを2つ内蔵しており、各アンプやエフェクトの特性を以前は不可能だったレベルまでリアルに再現できるようになったことが大きな特徴として挙げられる。ここでは“Helix”の基本的な構造と操作方法を解説していこう。また最後には、ギタリストのISAO氏(Spark7、BABYMETAL、etc.)によるデモンストレーション動画を掲載している。初めて“Helix”を知った人でも分かりやすいように、基本的な操作手順を解説してくれているので、是非チェックしてみてほしい。

さらに、本機を使って本誌ヤング・ギターに掲載されたスコア楽曲のサウンドを再現したプリセットが、Line 6のサイト“Custom Tone”よりダウンロード可能になっている。こちらも活用してほしい。

2種類のモードと豊富な入出力端子

本機はあらかじめセッティングしたサウンドを呼び出すプリセット・モードと、ペダルボード感覚で各エフェクトを個別にオン/オフできるストンプ・モードのどちらかを選択して使用する。いずれの場合も、本体下側に配置された12個のフットスイッチ、これが操作上の肝となる。

まずプリセット・モードでは、1024個あるプリセットの中から8つが同時に表示され、フットスイッチで切り替えることができる。つまり複数の音色が頻繁に切り替わるような楽曲でも容易に対応できるということだ。対してストンプ・モードでは、使用している各エフェクトやアンプを自由にフットスイッチへアサイン可能。またタッチ・センシティヴ機能を有しており、スイッチに3秒ほど指を触れることで、アサインされたエフェクトのセッティングをメイン・ディスプレイに呼び出すことができる。この機能により、複雑な操作をせずとも直感的かつスピーディーに各エフェクトの細かな調整を行なえるようになった。また、エフェクトのパラメータをエクスプレッション・ペダルやフットスイッチで操作できるモードも備わっており、手を使わず足だけで操作が完結するので、ライヴ演奏中でも簡単に調整が行なえることも大きなポイントだ。

フットスイッチにしばらく触れると、アサインされたアンプやエフェクトをディスプレイに呼び出せる。
●フットスイッチにしばらく触れると、アサインされたアンプやエフェクトをディスプレイに呼び出せる。

入出力端子の豊富さも“Helix”の大きな特徴と言える。まずエフェクト・ループを4系統搭載。もちろんコンパクト・ペダルだけでなくアンプ・ヘッドと組み合わせることも可能だ。さらに同社製モデリング・ギター“Variax”を接続するための専用端子も備えており、ギター側のプリセット・コントロールまで“Helix”で行なうことが可能だ。

本体の背面には圧倒的な数の入出力端子を備えている。特にエフェクト・ループが4系統も搭載されており、手持ちのコンパクト・エフェクターなどもシステムに組み込むことが可能だ。またMIDIの入出力端子や“Variax”専用端子も搭載されているので、様々な機器との連携をこれ1台で完結させることができる。
●本体の背面には圧倒的な数の入出力端子を備えている。特にエフェクト・ループが4系統も搭載されており、手持ちのコンパクト・エフェクターなどもシステムに組み込むことが可能だ。またMIDIの入出力端子や“Variax”専用端子も搭載されているので、様々な機器との連携をこれ1台で完結させることができる。

内蔵サウンドは、アンプが48種類、キャビネットが30種類、マイクが16種類、エフェクトが91種類と実に膨大だ。各ラインナップは“POD”シリーズをはじめとする同社のこれまでの製品と同様、世界中のあらゆるギター・サウンドを再現するのに十分なものばかり。各サウンドの完成度は非常に高く、特にアンプ&キャビネットのクオリティはこれまでのアンプ・シミュレーターとは別次元。ギタリストなら弾いた瞬間にその違いが分かるだろう。まずアンプ回路は電源のリップル・ノイズ(直流での出力時に現れる微小振動など)や真空管動作によって繊細に変化する歪みの成分まで再現され、その設定を自分好みに変更することも可能だ。 またスピーカー・キャビネットのモデリングはDSPの負荷が大きくなりがちだが、高分解能のインパルス・レスポンスを低いDSP使用率で行なう新技術を採用。マイクのシミュレートも非常にリアルで、スピーカーに近付けて録音した時に得られる低音成分を異なる23地点からキャプチャーして分析しており、的確なロー・エンド・レスポンスを実現している。

Helix デモンストレーション動画〜基本操作編〜 Demo by ISAO

サウンド・プリセットのダウンロード

下記リンクより、ヤング・ギター2016年8月号掲載スコア曲のギター・サウンドを再現したプリセットがダウンロードできます。
楽曲名:
ベック・ボガート&アピス「Superstition」
ポール・ギルバート「Down To Mexico」
http://jp.line6.com/customtone/profile/YOUNG-GUITAR/

Line 6 Helix スペック

●プリセット数:1024
●内蔵エフェクト数:ディストーション×15、ダイナミクス×5、EQ×4、モジュレーション×20、ディレイ×14、リヴァーブ×12、ピッチ・シフター/シンセサイザー×5、フィルター×3、ワウ×10、ヴォリューム/パン×3
●内蔵アンプ・モデル数:アンプ×48、キャビネット×30
●内蔵マイク・モデル数:16
●コントロール:PRESETノブ、SAVE、MENU、HOME、AMP、ジョイスティック、BYPASS、ACTION、PAGE×2、VOLUMEノブ、PHONESノブ、コントロール・ノブ×6、フットスイッチ×12、エクスプレッション・ペダル、POWERスイッチ、GND/LIFTスイッチ
●入出力端子:EXP2、EXP3、EXT AMP、CV、GUITAR IN、AUX IN、MIC IN、SEND/RETURN×4、XLR OUT×2、1/4″ OUT×2、PHONES、VARIAX、MIDI IN、MIDI OUT/THRU、S/PDIF IN、S/PDIF OUT、AES/EBU L6 LINK OUT、USB
●外形寸法:560(W)×92(H)×301(D)mm
●重量:6.6kg
●価格:¥オープン・プライス

公式サイト:http://line6.jp/helix/

お問い合わせ:Line 6 インフォメーションセンター 0570-062-808 / 03-5488-5472

当ページの連動記事をヤング・ギター本誌に掲載!

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YOUNG GUITAR 2016年8月号
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