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ヤング・ギター2015年7月号 特別付録DVD-ROM YG ARCHIVES 1000

1969年のYG創刊号〜20世紀最後の1999年12月号までの中から1000ページ超に及ぶ歴史的記事の数々を復刻、デジタル化!!

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本誌『YOUNG GUITAR』は2015年7月号で創刊から丸46年——その間、常に国内外のギター・シーンを注視し続け、その時代ごとの新人〜ベテラン・アーティスト、話題のライヴ・コンサート、様々なギターやアンプ、エフェクターetc.を誌面にて取り上げてきた。その“記録”は、つまり“ロック・ギターの歴史”そのもの…そう自負している次第。そこで——その膨大なアーカイヴの中で今回は“20世紀”のシーンに焦点を当て、1969年〜1999年の30年間に刊行された本誌353冊の中から時代を反映していると思われる記事ページを抜粋。それらをデジタル化して再構成し、計6冊の電子ブック[Vol.1〜Vol.6]として特別付録DVDに収録!! 総ページ数=1000超(!)の大ヴォリュームで振り返る“ロック・ギター30年史”——本ページではその電子ブックの魅力をお伝えしていこう!!

閲覧ガイド 収録内容

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電子ブック閲覧ガイド動画

 

収録内容

画像をクリックすると、各ヴォリュームの目次ページが閲覧できます。

Vol.1:1969-1979 ギター奏法が飛躍的に成長した’70年代

1969年5月、弊誌『YOUNG GUITAR』創刊号発売——アメリカではその約3ヵ月後に“Woodstock”フェスティヴァルが開催され、日本ではフォーク・ミュージックが隆盛の兆しを見せていた頃だ。翌’70年代に突入すると——その前半、YGでは主に国内アーティストの記事が主軸だった——それまでとは明らかに次元の違うギター・プレイを聴かせるバンド/ギタリストが数多く登場。ジャズとロックを融合させたような“クロスオーヴァー/フュージョン”と呼ばれる新ジャンルも生まれ、この時期、ギター奏法は飛躍的な成長を遂げることになる。そして’78年、1人のギタリストによって、シーンはさらに進化した“テクニカル・ギター時代”へと突入していくのだった——エドワード・ヴァン・ヘイレンの登場である。

Vol.2:1980-1983 HR/HMギタリストの隆盛とテクニカル・プレイ指向

ヴァン・ヘイレンの登場を機に、YGではよりテクニカル指向のギタリストに焦点を当てた記事を展開。引き続きフュージョン系などを取り上げつつも、’80年代前半には(’70年代から活動を続けるギタリストも含め)ハード・ロック/ヘヴィ・メタル系を中心に、インタビュー記事はもちろんのこと、さらに彼らの使用機材紹介や本人の運指に則った指記号付きのアルバム奏法分析といった、より“ギター・プレイヤーのための”記事を充実させていく。  ちなみにこの頃、YGでは国内のHR/HMバンドを集めたフェスティヴァルを主催したりもしており、いわゆる“ジャパメタ”ブームの隆盛にわずかながらも寄与していた…と自負している次第。そんな国内勢も含め、ギター・シーンはさらに“加速”していく…。

Vol.3:1984-1986 ヒーローたちが鎬を削る華美で過激なギター戦国時代

’83年にスウェーデンから登場したイングヴェイ・マルムスティーン——そのクラシカルな旋律とこれまでの次元を超越した圧倒的な“速弾き”によって、’80年代中頃からシーンはいよいよ“テクニカル・ギター戦国時代”とでも呼ぶべき活況を呈し、数多くのギター・ヒーローたちが鎬を削り合うこととなる。ジョージ・リンチ、ジェイク・E・リー、ウォーレン・デ・マルティーニといったL.A.メタル勢の他、ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンなどをルーツにさらに過激化していったメタリカを筆頭とするスラッシュ・メタル勢、そしてイングヴェイを見出したマイク・ヴァーニー主宰の“シュラプネル・レーベル”勢(トニー・マカパイン、ポール・ギルバート他)らによって、ギターの“速さと技巧”の“華麗さと激しさ”は頂点を極める…。

Vol.4:1987-1989 メロディーや伝統重視のルーツ回帰ブーム

ギターの速さと難易度にのみ特異性を見出そうとする亜流によって飽和状態に陥り始めたシーンには、また新たな動きが出てくる。中でも、確たる技巧を持ちつつも、より楽曲重視/メロディー尊重のインスト・スタイルでギター・ミュージックの魅力を広く一般層にも伝道したジョー・サトリアーニ、ブルース/R&Rの原初的なギター・プレイをスリリングに昇華したハード・ロック・サウンドでルーツ回帰を促したスラッシュのそれぞれがシーンに与えた衝撃は極めて大きかった。特にスラッシュは機材面に対する影響も強く、L.A.メタル勢に顕著だったド派手なペイント/変形ギターやハイ・ゲインなモディファイ・アンプから、ギブソン・レスポールやマーシャルなどの伝統・王道ギアに再びスポットを当てることとなったのだった。

Vol.5:1990-1994 ミクスチャーな多様化〜モダン・ヘヴィ化、そして…

’80年代後半には、ザック・ワイルド、リッチー・コッツェン、ヌーノ・ベッテンコート、ジョン・ペトルーシらの新たなギター・ヒーローが続々と登場、そこにベテラン勢やさらに若い世代が台頭してくることで、’90年代のシーンは——レッド・ホット・チリ・ペッパーズのようにまさに“ミクスチャー”なバンドも含め——様々なギター・スタイルが乱立する“多様化”の様相を呈してくる。そんな中、狂暴にして技巧派でもあるダイアモンド・ダレル(g/当時)を擁するパンテラが、その圧倒的な重さと攻撃性を備えたグルーヴィなサウンドで“モダン・ヘヴィネス”なる一大ムーヴメントを巻き起こす——が、続いて勃興したヘヴィでダークな“グランジ”によって“技巧的(リード)ギター”排斥の風潮がシーンに蔓延していくのだった…。

Vol.6:1995-1999 “技巧排除”のシーンながら巧者たちの威光は消えず!!

’90年代後半のロック・シーンではギター・ソロ排除の風潮が一層強まり、当時流行したヘヴィネス系やメロディック・パンクなどはそれが顕著だった。YGでもそういった“新しい”音楽を何度も特集しているが、しかし我が道を往くYGの核となったのは変わらず“ギター・ヒーロー”。’80年代からお馴染みの面々が新たな動きを始めればいち早く誌面に反映され、また豪華な組み合わせの対談も度々実現。「テクニカル・ギターの灯は消さない!」という気概がこれらの記事から感じ取ってもらえるだろう。一方でマイケル・ロメオなどといった新たな凄腕の出現にも注目だ。 この後、’00年代前半にリード・ギターは“復権”へと向かうのだが、その1つの契機が、’90年代最後の年を飾ったアレキシ・ライホの活躍であった…!