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ライヴ・レポート:Triple Guitars Night 2 Days

去る10月初旬、ギター・フリーク必見のイベント『Triple Guitars Night 2 Days』が行なわれた。ソロ・プロジェクトSPARK7を率いる7弦ギタリスト、ISAOが主催となって昨年から始まった同企画は、ISAOを含め、GRANRODEOのe-ZUKA、Λuciferのメンバーであり、中川翔子や茅原実里などのサポートを努める加藤大祐というテクニカル・ギタリストたちが集い、ギター・バトルを繰り広げるイベントだ。3回目となる今回は、10月3〜4日の2日間にわたって開催された。

ライヴは、3人が各自持ち寄ったインストゥルメンタル曲を中心に構成された。どの曲でも必ず全員が交代でソロを執るのだが、普段活躍するフィールドは違うものの、シュレッド、タッピングといったヘヴィ・メタルやハード・ロック的要素に共通項を持つ彼らは、その巧みな技の数々を惜しみなく披露。ギター・キッズにはたまらない、とにかく全曲全員弾きまくり(&叩きまくり)のオンパレードである。

そんな中、個々のスタイルが最も浮き彫りになったのは、やはりそれぞれが「自分の書いた曲」をプレイしている時だった。
徹頭徹尾、メタル魂プレイヤーのISAOは、鋭いモダン・ヘヴィ・サウンドでタッピングやスウィープを流麗にコナす。キャッチーなリフの「Gain the Day」ではシャッフル調のグルーヴを緊張感が心地好い。また、静かなバラード「Seed」のソロでは、ピンと張りつめた力強いトーンで感情豊かなメロディーを響かせた。
ポップやロック・シーンでの活動が目覚ましい加藤は、エリック・ジョンソンを彷彿させる「Refreshing Zone」が印象的。2本のギターを使い分けながらメタルからジャジーまで多彩なコード・ワークを生かし、幅広く観客の耳を楽しませた。
両手タッピングから始まるハード・ロックな疾走曲「Burn Your Enemies」では、e-ZUKAが怒濤のフル・ピッキング。ソロでは時にクラシカルな要素も含み、歌心のあるメロディーを奏でた。ちなみに、予想外のトークで会場を幾度となく爆笑の渦に巻き込んだのもe-ZUKAだ。

大盛況のうちに終わったこのセッション、次回も行なわれる予定とのことなので、今度はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

Triple Guitars Night 2 Days
SET LIST 2012.10.3
~1st Set~
1. Burn Your Enemies
2. Refreshing Zone
3. @3910
4. Party in Simon’s Pants

~2nd Set~
5. Led Boots
6. Seed
7. Elements
8. Wonder Toy Boogie
[encore] 9. Gain the Day

SET LIST 2012.10.4
~1st Set~
1. Elements
2. Gain the Day
3. Burn Your Enemies
4. Led Boots

~2nd Set~
5.Refreshing Zone
6. @3910
7. Seed
8. Wonder Toy Boogie
[encore] 9. Party in Simon’s Pants

(ライヴ・レポート●ヤング・ギター編集部)