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アルバム・レビュー

YGセレクションの最新リリース情報&レビューをお届け!

ANA POPOVIC - LIKE IT ON TOP
LIKE IT ON TOP/ANA POPOVIC 母性を感じさせるコンテンポラリー風ブルース・ギター

セルビア出身で、現在はアメリカを拠点にする女性シンガー/ギタリストの8作目。ブルース・ロックを基盤に、ジャズ、ソウル、ファンク、カントリーなどを吸収した豊かな音楽性は変わらないが、今作での方向性はコンテンポラリー系が選択...

BEHEMOTH - I LOVED YOU AT YOUR DARKEST
I LOVED YOU AT YOUR DARKEST/BEHEMOTH 引き算の美学が導き出す空恐ろしさ

ポーランドの重鎮ブラック・メタラーによる第11作。タイトルは聖書の一節からの引用で、むしろそれが神を嘲笑するかのよう。冒頭(&「God=Dog」)の子供クワイアも、無垢な響きが余計に背徳感を煽るし。ただ、激速曲はあるもの...

BE THE WOLF - EMPRESS
EMPRESS/BE THE WOLF ハード・ロックをベースとしながらキャッチーにまとめ上げられた楽曲

イタリアのトリノで'11年に結成され、日本でも着実にファン・ベースを築いてきた3人組。本作は約2年ぶりとなる3枚目のアルバム。まずはメロディックかつスピーディーなオープニング・トラック「Burn Me Out」に惹き付け...

DYNAZTY - FIRESIGN
FIRESIGN/DYNAZTY 北欧メロディック・メタル路線&楽曲重視で落ち着きをみせる6thフル

スウェーデン出身の新世代ヘヴィ・メタル・バンドによる2年半ぶりとなる6枚目フル。初期はスキッド・ロウのような躍動感溢れる'80年代USハード・ロックを聴かせていたが、ここ数作でノクターナル・ライツを彷彿させる北欧メロディ...

COVET - EFFLORESCE
EFFLORESCE/COVET 7弦で紡ぐ流麗夢幻なメロディーとアンビエントな歪み

独学で編み出した両手タッピングと指弾きアルペジオのコンビネーションによる特殊奏法で、ネット投稿動画界に大きな話題を巻き起こした米国人女性ギタリスト:イヴェット・ヤング率いる、インスト・マス・ロック・トリオの初フル・アルバ...

CHTHONIC - BATTLEFIELDS OF ASHURA
BATTLEFIELDS OF ASHURA/CHTHONIC 中華&ムーディ&初期ブラック路線も覗かせる最新作

台湾の5人組、前作『武徳』('13年)からアコースティック作やライヴ作などを挟んでの第8作。フレディ(vo)が本格政治進出し、ドリス(b)が出産しても活動が鈍らず、昨年は映画を制作し、そこで使われたランディ・ブライズ(ラ...

HIGH ON FIRE - ELECTRIC MESSIAH
ELECTRIC MESSIAH/HIGH ON FIRE 聴き手の感性を無慈悲に突き飛ばしてねじ伏せる、強圧的な傑作

ドス黒く凶暴な熱狂爆音ロックの使い手として比類なき個性を確立しているベイエリア産トリオの3年ぶり8作目。今回もスラッジ・サウンドのジェットコースター状態で聴き手の感性を無慈悲に突き飛ばし、ねじ伏せる強圧的な傑作だ。アルバ...

兀突骨 - THE FINAL STAND
THE FINAL STAND/GOTSU-TOTSU-KOTSU “敗者の美学”の世界観をデス/スラッシュ・メタルに昇華

川越の残虐王こと、元ディファイルドの高畑治央(vo, b)が率いる3人組による約2年ぶりの5th作。日本の歴史小説などに着想を得た“敗者の美学”たる世界観をデス/スラッシュ・メタルに昇華させるアプローチには、もちろん変化...

GAMA BOMB - SPEED BETWEEN THE LINES
SPEED BETWEEN THE LINES/GAMA BOMB 北アイルランド産突撃クロスオーヴァー・スラッシャーの日本デビュー盤

世界中の疾走メタル愛好家から厚い信頼を集める北アイルランド産突撃クロスオーヴァー・スラッシャー5人組が3年ぶりに放つ6作目(国内盤初登場)。活動開始から15年を超えるが原点のニュークリア・アソルト愛は延々継承され続け、い...

RISE OF THE NORTHSTAR - THE LEGACY OF SHI
THE LEGACY OF SHI/RISE OF THE NORTHSTAR 日本の漫画文化と'90年代愛に満ちた硬派メタル

日本の漫画文化に精通する仏産バンドの2作目だが、この音の前では日本びいき的な宣伝は霞んでしまう。スイサイダル・テンデンシーズ、ボディ・カウント、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、Hed PEなどの'90年代USハードコ...

Li-sa-X - WILL
WILL/Li-sa-X オリジナル曲でさらに磨かれたプレイ・コントロール

中学生になったLi-sa-Xの1stアルバム。ボーナスを除く全曲が自身のオリジナル・インスト曲で、本格的なギター・インストゥルメンタルから元気で軽快なポップス調まで、驚くほど完成度の高い楽曲が収められている。天才少女の名...

STRIKER - PLAY TO WIN
PLAY TO WIN/STRIKER 現代的な質感の'80sメタルとスリリングな2本のギター

カナダ・エドモントン出身の5人組正統派メタラーによる前作から約1年半ぶりの6th。'80年代クラシック・メタルのエッセンスを存分に吸い込んだオールドスクール・スタイルの楽曲の出来の良さが大きな魅力なのだが、彼らの場合は演...

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