アルバム・レビュー
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通算11作目の本作も相変わらずの通常運行。ここには“いつもの”“誰もが想像する通りの”スレイヤー曲しかない。しかしその事実にこそ、特に彼らの動向をよく知るリスナーならばこれまでにない絶大なインパクトを感じ取ることだろう。...

'08年の前作『SONGS FROM THE SPARKLE LOUNGE』は、デフ・レパードにしては珍しくライヴ感を重視した生々しさが印象的なアルバムだった。あれはあれで良かったが、やはりあくまでもイレギュラーだったと...

もはや若手の域から抜きん出た感のある、フロリダ出身メタラーの2年ぶりとなる7th。何と言ってもマット・ヒーフィー(vo, g)のヴォーカルへの姿勢の変化が今作の鍵で、いわく「12歳の頃から叫ぶのではなく、歌えるシンガーに...

'14年9月に初ライヴを行なった、THE POGOなどでのキャリアも知られる塚本 純(dr)を擁する東京拠点の3人組。本作は6曲入りの1stアルバム。グランジも含む広義のヘヴィ・ロックを底流に感じさせる音楽性で、ダークか...

'05年の復活作以来5作目、'10年にオリジナル・メンバー4人の編成に戻ってからはほぼ2年毎にアルバムをリリース…と、完全に現役ペースを取り戻したクリスチャン・メタル・レジェンドの通算10枚目のスタジオ作。再結成後の作品...

英メタルコア・シーンの急先鋒:ブリング・ミー・ザ・ホライズンが、約2年半ぶりに放った最新スタジオ・フル(通算5作目)。そのサウンドはエレクトロニカ成分が増した前作『SEMPITERNAL』('13年)の延長線上にあり、エ...

全英アルバム・チャートで初登場1位を獲得した通算9枚目。名実ともに英国の国民的バンドとして活躍する彼らだが、核を成すのがケリー・ジョーンズ(vo, g)のソングライティングであることに疑いの余地はない。今でもアルバムをア...

現在はプライマル・フィアでも活躍するスウェーデン人ミュージック・クリエイター/ギタリスト:マグナス・カールソンのソロ・プロジェクトの2nd。1st同様に大勢の著名シンガーが参加。その顔ぶれはヨルン・ランデ、ジョー・リン・...

米オレゴン州ポートランドのスラッジコア4人組による日本デビュー作(通算2作目)。超スロウでヘヴィなリフの反復を軸にする10分以上の大曲が計4曲収録され、スラッジものの核心部が抽出されたとでもいうべきギターは、重低音リフの...

フィンランド産シンフォニック/ゴシック・メタル・バンドの7th。前作から約1年3ヵ月という短いスパンでのリリースでありながら、その内容は非常に濃密に充実している。本作では中心人物トゥオマス・セッパラ(key, g)のソン...

ギター&ベースの速弾きバトルでテクニカル・メタル曲芸技を延々キメまくる米国産インスト・バンドのフル・アルバム2作目。今回はビトウィーン・ザ・ベリード・アンド・ミーのトミー・ロジャースがゲストで唄う歌入り曲を1曲披露してい...

かつて'80年代の本邦スラッシュ界を盛り上げた古豪達が一斉に活気づいている気配の昨今、遂にカスバも復活だ。前のEPから16年ぶり。昔からアルバム制作に腰が重かった彼らの全新曲フル・アルバム2作目がいきなり登場するのも感動...