ナチュラルでレンジの広いサウンド
リッチー・コッツェンやガスリー・ゴーヴァン、アイザイア・シャーキーなどが愛用者に名を連ねるイギリスのアンプ・メーカー、ヴィクトリー・アンプ。その黎明期から同社の柱のひとつとなっているアンプのニュー・ヴァージョンが発表された。
本機は“The Duchess”シリーズの1チャンネル・コンボ・アンプで、出力は42Wと7Wで切り替えが可能。セレッションの12インチ・スピーカー“G12H-75 Creamback”を1基搭載している。同社のアンプ・ラインナップの中では、元々アメリカン・クリーンを指向したモデルではあったものの、2024年に発表された“MK Clean”アンプの技術を導入することで、さらにクリーン・サウンドに磨きをかけた“MKⅡ”ヴァージョンとなっている。 コントロールは2ヴォリュームと3バンドEQで、デプスとスピードが調整できるトレモロと、音量とトーンを備えたリヴァーブを内蔵している。またMIDDLEコントロールには「フラット/ロー・ミッドの増幅/ハイ・ミッドのゲイン・アップ」という3モードが選べるMID KICKスイッチを搭載。TREBLEコントロールには「アメリカ風/イギリス風/その中間」という3モードを選択できるVOICEスイッチがあり、サウンドにヴァリエーションを持たせることが可能だ。



クリーン指向のアンプということもあり、抜けが良く、かつ音の芯がしっかり主張するクリーン・サウンドは絶品。アメリカン・コンボ・アンプほどギラギラせず、強く弦をハジいた際も耳に刺さるような感触はない。どこか湿り気があるというか、枯れきらないニュアンスがあるのはブリティッシュ・アンプらしくもあり、なかなかユニークな存在だ。
一方でVOLUMEノブは最大まで上げてもやっとクランチ・トーンになるぐらいで、本機単体で歪みを生み出すのは難しいだろう。ナチュラルでレンジも広いサウンドのため、好みのドライヴ・ペダルなどを組み合わせて音作りをしていく方法がオススメだ。リヴァーブはアキュトロニクスのスプリング・リヴァーブ・タンク“8AB2C1B”を搭載。残響は中程度で、トーン・コントロールによってサウンドを馴染ませやすい。トレモロも効きが良く、サイケデリックな表現なども可能だ。
白いカヴァリングやレザーのコーナー・ガードなどに気品があり、何より絶品のクリーン・トーンを生み出してくれるアンプで、モデル名が意味する“公爵夫人”のイメージに相応しい1台だ。
試奏動画:Victory Amps | V40 The Duchess Deluxe Combo MKII
製品概要
●出力:42W/7W
●チャンネル数:1
●真空管:[プリアンプ]ECC83×2、ECC81×2、[パワーアンプ]6L6×2
●スピーカー:セレッション“G12H-75 Creamback”×1
●入出力端子:インプット、フットスイッチ・イン、リターン、センド、スピーカー・アウト(4Ω×2、8Ω×2、16Ω×1)
●コントロール:TREMOLO DEPTH、TREMOLO SPEED、MASTER VOLUME、REVERB VOLUME、REVERB TONE、BASS、MIDDLE、TREBLE、VOLUME、BIAS ADJUST
●スイッチ:PREHEAT、MID KICK、VOICEⅠ/Ⅱ、FX LOOP ON/BYPASS、OUTPUT(HIGH/LOW)
●電源:付属電源ケーブル
●付属品:フットスイッチ
●サイズ:598(W)×250(D)×453(H)mm
●重量:27.5kg
●価格:¥398,000(税込)
製品情報
Victory Amps ( ビクトリーアンプ ) V40 The Duchess Deluxe Combo MKII 送料無料 | サウンドハウス



