極上のクリーンと多彩なスピーカー選択
レトロな外観デザインと極上の真空管サウンドで、古き良きアメリカン・アンプの魅力を存分に味わわせてくれるスプロ。その従来のイメージを大きく転換させるような新製品が登場したので、早速見ていこう。
試奏した“Airwave 25Watt 1×12”の概要をまず紹介しておくと、プリアンプに12AX7真空管を2本、パワーアンプに6V6真空管を2本採用した25Wコンボ・アンプで、スピーカーはセレッションの12インチ・モデル“BD12”を1基搭載している。チャンネルは1つで、ヴォリューム、マスター・ヴォリューム、3バンドEQ、ドライヴとブーストのスイッチ、リヴァーブ、トレモロのスピードとデプスというコントロールを装備。スプロらしくクリーンが極上で、ドライヴ・スイッチをオンにしてもミドル・オーヴァードライヴといった歪み具合だ。
ここまでは従来のスプロ・アンプと大きく変わらない。新たに打ち出した方向性とは、ライン・アウトにかかるキャビネット・シミュレーター機能だ。しかもその筋で評価の高いトゥーノーツとコラボを組んで、同社のIRを採用しているのが本機の最大のポイントとなる。
本機には初期状態で、グループA(モダン)&B(ヴィンテージ)に各6つのIRを収録。中にはボン・ジョヴィのギタリストであるフィル・Xのサウンドなども含まれており、多彩な響きと空気感を選択できる。またPOSTモードでは本機の6V6真空管がIRを駆動、PREモードではトゥーノーツのヴァーチャル6L6真空管がIRを駆動するなど、パワーアンプ管の違いなども楽しめる。専用アプリを用いれば、マイクの種類や設置位置、リヴァーブやEQなどによる空間調整も可能で、宅録サウンドを華やかに彩ってくれるだろう。
老舗が踏み出した大きく新たな一歩。高く評価したいチャレンジだ。



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筐体背面のパネル部。本体内蔵のスピーカーをミュートすることができる。
試奏動画 Supro | Airwave 25Watt 1×12
製品概要 Supro | Airwave 25Watt 1×12
●出力:25W
●真空管:[プリアンプ]12AX7×2、[パワーアンプ]6V6×2
●スピーカー:セレッション“BD12”(12インチ)×1
●チャンネル数:1
●入出力端子:インプット、CAB SIMアウト×2、ヘッドフォン・アウト、VERB/TREMフットスイッチ、BOOST/DRIVEフットスイッチ、EXTスピーカー・アウト(8Ω)×1、USB
●コントロール:VOLUME、TREB、MIDS、BASS、VERB、SPEED、DEPTH、MASTER
●スイッチ:POWER、STANDBY、BOOST、DRIVE、GND LIFT、SPEAKER MUTE/ON、[TWO NOTES DI]PRE/POST、GROUP A/B、PRESETセレクター、CAB SIM LEVEL
●電源:付属電源ケーブル
●サイズ:520(W)×23(D)×470(H)mm
●重量:17kg
●価格:¥178,000(税込)



