アーティスト名 | ANIMETAL USA アニメタル USA |
---|---|
アルバム名 | ANIMETAL USA W アニメタル USA W |
Amazonでチェック |
アメリカ版アニメタルとして鮮烈なデビューを飾った敏腕4人組が放つ2作目。マイク・ヴェセーラ(vo)、クリス・インペリテリ(g)、ルディ・サーゾ(b)は前作同様ながら、“LOUD PARK 11”に出演した際に起用されたジョン・デッテ(dr)を新たに迎えた布陣で制作されている。選曲はファンからのリクエストを元にして、幅広い年代のアニメ(&特撮)・ソングをピック・アップ。更に本家・アニメタルの手法に倣ったのか、メドレー形式の4曲を組み込むことで、よりスピーディーに聴き通せる構成になった。
演奏の安定感は言わずもがな。ただ、いわゆる“企画もの”という性格が奏功するのか、個々のバンドによる作品以上に自由奔放なプレイを披露しているようにも感じる。個人的にはクリス特有の超絶フレーズをもっと求めたかったものの、今回のアレンジはマーティ・フリードマンではなく、彼自身が担当したこともあり、そこはあくまでも楽曲として成立させる適切なバランスを考えた結果ではあるのだろう。HR/HMの名曲オマージュが散見されるのも楽しみの1つだが、ラウドネスの「Crazy Night」が大胆に採り上げられた⑦には驚いた。
なお、初回限定盤にはビデオ・クリップの他、前作の発売記念イベントと“LOUD PARK 11”のダイジェスト映像を収録したDVDが付属する。
(土屋京輔)