’90sハイブリッド・アンプをペダルで再現!  Ghost Note Audio | 8100 GOLD

’90sハイブリッド・アンプをペダルで再現!  Ghost Note Audio | 8100 GOLD

’90年代に話題を呼んだハイブリッド・アンプをペダルで再現!

本誌2026年5月号の当コーナーで紹介した“Swirls”のような、デジタル技術を駆使したペダルも得意とするイギリスのメーカー、ゴースト・ノート・オーディオ。ただ、彼らがもう1つの軸足として高らかに喧伝するのは、トランジスタ技術を駆使したアナログ・ペダルだ。今回紹介する“8100 GOLD”も、その一角を担う興味深いペダルだ。

本機は“Transistor Legacy”と名付けられた、’80年代〜’90年代のハイ・ゲイン・アンプをペダルに落とし込んだシリーズの1モデル。’90年代にリリースされた、真空管とソリッドステートを組み合わせたハイブリッド・アンプの名機をモチーフとしたものだ。真空管プリアンプの艶やかで自然な増幅と、ソリッドステート・パワーアンプのクリアなサウンドのミックスを、本機はどのように再現しているか検証していこう。

基となったアンプには、歪みチャンネルに2つのオーヴァードライヴ・キャラクター選択があり、本機はその2種類のキャラクターを志向している。左側のフットスイッチが緑色のLEDで点灯するOD1は、1ヴォリューム時代のブリティッシュ・スタック・アンプを思わせるクラシック・ゲインで、同LEDが赤色で点灯するOD2はブリティッシュ・スタック・アンプでも’90年代風のハイ・ゲインとなる。

コントロールはGAIN&VOLUMEと3バンドのEQという基本構成に、中域のブースト&カットを担うCONTOUR、ハード・クリッピング回路段でのゲインを調整するPOSTを備えている。このCONTOURはなかなかユニークなコントロールながら、上手く設定すれば3バンドEQでは成し得ないカミソリのような鋭さのスラッシュ・メタル・サウンドや、中低域がふくらんだドゥーミーなサウンドまで作ることができる。本機の醍醐味とも言えるコントロールなので、ぜひいろいろな設定を試してもらいたい。POSTは、歪みのキャラクターに作用するようなコントロールで、ファズのようなザラザラ感や高域が際立つソリッドなディストーションなど、様々な変化を与えてくれる。これもチャンネル選択と併せて探求したいコントロールだ。

メーカーとしては本機をプリアンプとして使用することを推奨しているため、練習スタジオ定番のソリッドステート・アンプへのリターン端子接続も試したところ、スピーカーの特性はあるものの、想像以上にブリティッシュ・スタック・アンプらしさを感じ取ることができた。クラシック・ロックからモダンなヘヴィ・メタルまで、1台で様々な時代のサウンドを表現することも可能で、ロック・ギタリストなら要注目のペダルだ。

CONTOUR
中域のブースト&カットを行なうCONTOURノブ。切れ味鋭いドンシャリ・サウンドも作れる。
POST
クリッピング段でのゲイン調整を行なうPOSTノブ。歪みのキャラクターを変えるコントロールだ。
背面
筐体背面。インプットとアウトプット、電源アダプター入力だけのシンプルな構成だ。
チャンネル・スイッチ
緑色(左写真)がクラシック・ゲイン・チャンネル、赤色(右写真)がハイ・ゲイン・チャンネル。

試奏動画 Ghost Note Audio | 8100 GOLD

製品概要 Ghost Note Audio | 8100 GOLD

●入出力:インプット、アウトプット
●コントロール:BASS、MID、TREBLE、CONTOUR、
GAIN、POST、VOLUME
●スイッチ:オン/オフ、チャンネル切り替え
●電源:DC9V
●サイズ:145(W)×108(D)×61(H)mm
●価格:¥38,500(税込)

製品情報

Ghostnoteaudio|エフェクター|Japan|株式会社Hotone Japan