スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレイターズ(以下SMKC) が、10月2日に ニュー・シングル「Flying Blind」とそのミュージック・ビデオを発表した。アンセミックなこの楽曲は、バンドの力強い新章の幕開けを告げる最初の作品であり、2027年2月26日に Gibson Records(日本はソニーミュージック)より全世界発売となる5thオリジナル・アルバム『FLYING BLIND』のタイトル曲でもある。
現代ロック・シーンにおける最も息の長いコラボレーションのひとつとして、15年間に5枚のアルバムを重ねてきたSMKC。長年のプロデューサーであるマイケル・“エルヴィス”・バスケットとともに、フロリダで主にライヴ形式でレコーディングされた全12曲入りの本作は、ギターおよびペダル・スティールを担当するスラッシュ、ヴォーカルのマイルス・ケネディ、ベースのトッド・カーンズ、ドラムのブレント・フィッツ、リズム・ギターのフランク・シドリスによる、これまで以上にダイレクトで、本能的かつ強固に結びついた演奏を捉えている。バンドはアルバムの大部分をおよそ1週間で完成させ、多くの日には1日に2曲を録音した。ミュージシャン全員が同じ部屋で同時に演奏する形でレコーディングが進められた。
スラッシュはアルバムについて次のように語っている。
「本当に楽しい、いわば自然発生的なロックンロール・アルバムだよ。とてもストレートで地に足がついていて、生々しい作品なんだ」
「Flying Blind」はプリプロダクション中に自然発生的に生まれた楽曲である。スラッシュが、メンバーたちがリハーサルの準備をしている最中にひとつのリフを持ち込んだことがきっかけで誕生した。この楽曲は急速に形となり、SMKCならではのハードロックの推進力と、高らかに舞い上がるメロディ、そして一聴して耳に残るフックを兼ね備えた作品となった。その結果、本作を紹介する最初の楽曲として自然に選ばれることとなった。
スラッシュは説明する。
「プリプロダクション中にスタジオで立っていたとき、ひとつのリフが浮かんできて、それが発展し始めたんだ。あの連中が来る前には、その曲に関するものは何も持っていなかった。でもある夜のリハーサルでそのリフを弾き始めてみたら、本当にあっという間にまとまった。それが最初のシングルになるかどうかについては、実際に録音してみるまではわからないんだ。でも考えてみると、”Flying Blind”はシングル向きと言えるだけのメロディ・センスとフックを備えているように思えたんだ」
マイルス・ケネディによれば、このタイトル曲の歌詞は、人が充足感を求める過程で時として近道を選ぼうとする姿を描いているという。
ケネディは次のように付け加える。
「この曲にメロディをつける作業は本当に楽しかった。冒頭のコード進行の流れがとても心地よかったんだ。歌詞は、人々が幸せや悟りを得るために、時として近道や楽な方法を探そうとすることについて描いている」
SMKCは結成当初とまったく同じやり方で活動を続けている。すなわち、「同じ部屋に集まり、演奏し、何が起こるか見てみる」というやり方だ。その哲学が『FLYING BLIND』を突き動かしている。本作は、2022年の高評価を獲得した前作『4』以来となる5年振りのスタジオ・アルバムである。収録曲の中にはスラッシュのデモや音楽的断片から発展したものもあれば、メンバー全員が同じ部屋で演奏する中から自然発生的に生まれたものもある。スラッシュが初期素材をマイルス・ケネディに渡し、ケネディがヴォーカル・メロディと歌詞を加える。その後、ベーシストのトッド・カーンズ、ドラマーのブレント・フィッツ、リズム・ギタリストのフランク・シドリスが加わり、バンド全体で楽曲を完成形へと仕上げていった。
ケネディはスラッシュについてこう語る。
「彼は驚異的なリフ・ライターなんだ。しかも、非常にシンプルなコード進行からも魅力的なメロディを生み出せる。それが機能するし、時代を超越しているんだ」
過去のSMKC作品では、リフやアレンジがツアー中のサウンドチェックや長期間のツアーを通じて進化していくことも多かった。しかし『FLYING BLIND』の大部分は、各メンバーが抱える他プロジェクトの合間に集中して制作された。スラッシュはガンズ・アンド・ローゼズのツアー、ブルース・カヴァー作『Orgy of the Damned』の制作、そして自らキュレートした<S.E.R.P.E.N.T. Festival>の立ち上げと並行して楽曲を作り上げた。
一方でケネディは、アルター・ブリッジの活動休止期間中および自身3作目のソロ・アルバム制作中に本作の作業も進めていた。
ケネディは言う。
「僕たちのスケジュールは本当にタイトなんだ。きちんと従わなければ、他のすべてに影響が出てしまう。今では常に創作しているのが当たり前になった。筋肉みたいなものなんだよ。脳の創造的な部分を衰えさせる暇がないし、ただひたすら作り続けるんだ」
セッション開始前、スラッシュはバスケットに2つの明確な指示を出した。「できるだけライヴ録音にすること」と「演奏後に過度な修正を行わないこと」だ。
スラッシュは語る。
「彼はそれを忠実に守ってくれた。本当にうまくいったよ」
アレンジは録音前にほぼ完成していたものの、スタジオで生まれる自発的なアイデアを取り入れられる余地も残されていた。全員が同時に演奏することで、それぞれのテイクが持つ自然な相互作用やエネルギーが最大限維持された。
ケネディは数か月後にヴォーカルを録音し、本作をSMKC史上最高のレコーディングのひとつだと評価している。
「これまでの作品の中でも、『Flying Blind』はサウンドと演奏が一番好きだ。本当に目の前に存在しているような作品なんだ」
SMKCは同時に、『FLYING BLIND WORLD TOUR 2027』 の開催も発表した。この大規模なツアーは3月にラテン・アメリカで開幕し、その後4月23日から北米へ上陸。さらに英国とヨーロッパ各地へと続いていく。
INFO

FLYING BLIND / SLASH FT. MYLES KENNEDY & THE CONSPIRATORS
2027年2月26日発売 | ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル | CD、配信
ミュージック・ビデオ
“Flying Blind” (Official Music Video)
収録曲
1. Avarice and Greed
2. Good Time Girl
3. Thrill Seeker
4. One of Your Kind
5. Flying Blind
6. Looking for a Miracle
7. Sweet Kill
8. Here in Babylon
9. Living the Dream
10. (Don’t) Thread the Needle
11. Rev My Heart
12. Stem the Flow
公式インフォメーション
Slash | ソニーミュージックオフィシャルサイト



