アーティスト名 | RUSH ラッシュ |
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アルバム名 | CLOCKWORK ANGELS TOUR クロックワーク・エンジェルズ・ツアー |
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スタジオ最新作『CLOCKWORK ANGELS』(’12年)のツアーにおける米国公演の音源で構成されたライヴ・アルバム。珍しいことに冒頭から’80年代デジタル期の楽曲が続き、『POWER WINDOWS』(’85年)の信奉者としては手放しで拍手してしまうが、ここ10年で連発された他のライヴ作品と差別化を図る意味もあるのだろう。ハイライトは最新ナンバーをストリングスを従えて展開する中盤。あの壮大な楽曲群とはまさに水魚の交わりだ。が、正直言ってラッシュ本体のダイナミズムがストリングスに勝っているのではないか…と、このトリオの凄さばかりが逆に際立ってしまった気にもなる驚愕の作品。
(斎藤新吉)