アーティスト名 | FINCH フィンチ |
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アルバム名 | BACK TO OBLIVION バック・トゥ・オブリヴィオン 〜忘却の彼方へ、再び |
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日本に“スクリーモ”というジャンルを知らしめた鮮烈なデビュー作から早12年。その後、2度の活動停止を挟みながら、2年前のデビュー作発表10周年ツアーをきっかけとして本格的に活動を再開。低空飛行の間も日本のファンとは密接な関係を築き、去る8月の来日でも熱狂的に迎えられた。溜め込んだ創作意欲が爆発した実に9年ぶりの3rdアルバムは、12年前にも劣らないパワフルなエモーションに満ち、決して今までの時間が遠回りではなかったことを物語る。ネイト・バーカロウ(vo)のスクリームにはしっかりと歌心が宿り、その叫びには必然が感じられる。第一人者は、後続とは明らかに違う存在なのだ。
(小口正貴)