アーティスト名 | RY COODER ライ・クーダー |
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アルバム名 | PULL UP SOME DUST AND SIT DOWN プル・アップ・サム・ダスト・アンド・シット・ダウン |
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『I, FLATHEAD』(’08年)でカリフォルニア3部作を完結させての新作だが、ガラッと変わったところはなく淡々としたライ・クーダーならではの世界が展開されている。『CHICKEN SKIN MUSIC』(’76年)にも参加していたアコーディオン奏者=フラコ・ヒメネスを迎えたテックス・メックス・スタイル、ブルース、レゲエ・タッチと様々な要素を盛り込みながらもアルバムとして統一感を持たせているのはさすが。ただ、スライド・ギタリストとしては誰もが一目置く存在なのに、ここ最近はその辺を敢えて抑えている感じもある。本音をいえば、もっとライ・クーダーのスライド・ギターを聴きたいのだが…。
【文】森 岳史