アーティスト名 | DIRTY WHITE BOYZ ダーティー・ホワイト・ボーイズ |
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アルバム名 | DOWN AND DIRTY ダウン・アンド・ダーティー |
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’90年代初頭にKISS OF THE GYPSYなるバンドでシンガーを務めていたトニー・ミッチェルが、デーモンなどで活動するメンバーを揃えて結成した新バンドによるデビュー作。英国産だが、音楽的な狙いを’80年代後期〜’90年代初頭のアメリカン・ハード・ロックに定めたのか、壮大なコーラスで盛り上げようとする展開といい、タッピング奏法を駆使した“フラッシーな”ギター・ソロといい、当時のアリーナ・ロックへの強烈なノスタルジーを感じさせるサウンドだ。華麗さより加齢具合の方が勝っているが、もろクワイアボーイズ風の11曲目「After The Rain」と13曲目「First Time」は、しゃがれ声が見事にハマっていて◎の出来。
【文】Masa Eto