アーティスト名 | HOOBASTANK フーバスタンク |
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アルバム名 | PUSH PULL プッシュ・プル |
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オリジナル6作目となる6年振りの新作。前半では多種多彩で野心がギラつく実験的な楽曲が並び、6曲目以降は従来のファンも受け入れやすい順当な曲が終わりまで続くという、バンドの変貌と進化を示す内容だ。前半部に関して言えば、ビート感を強調して弦楽器を奥に引っ込ませた全米チャート狙いのポップな表題曲に度肝を抜かれ、ファルセット・ヴォイスの多用にも驚かされた。ギターも主として奏でるのはリフではなくカッティングやコード弾きであり、従来とは余りに違い過ぎている。メロディーの質は変わらずに高いが、バンドの浮き沈みに関係なく熱心に応援してきた日本のファンはどう思うのか?
【文】菅原健太