ソロ・アーティストとしてのスタートを切ったLedaが、その皮切りとして2019年12月に2枚のEPを発表。バンド・スタイルの『MIRAGE OF GEMINI』、インスト・スタイルの『Cygnus Lake』という全く異なる性格の作品でありながら、そこで繰り広げられているのはまぎれもなく彼らしい新たな“Ledaミュージック”だ。
ヤング・ギター2020年3月号ではこの2作品のフレーズ群をたっぷりと紹介する特集を掲載。当ページではその連動映像と共に、誌面に入り切らなかった譜面3つ(Ex-12〜Ex-14)も載せさせていただこう。
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Opening & Albumオープニング&アルバム紹介
Ex-1from「Albireo」
オブリガートを巧みに絡めるオクターヴ・リフ
Ex-2from「EYEWALL」
[H→P→P]の連続でフックを生むスピード・リフ
Ex-3from「Stella Cygnus」
少ない音数でコード感を創出する構築の妙
Ex-4from「MERCY FOR YOU」
[開放=E]を巧みに利用するスキッピング・リフ
Ex-5from「MEANING OF THE DARKNESS」
特殊チューニングならではの複雑な響き
Ex-6from「GEMINI INSIDE」
ブラスト・ビートに乗せて弾く激烈テクニカル・リフ
Ex-7from 「Albireo」
トリッキーなリズムが印象的なレガート・ソロ
Ex-8from「Stella Cygnus」
転調が優雅さを醸し出すテーマ・メロディー
Ex-9from「lake ruins」
[サムピック+指]のピッキングを活かすアルペジオ
Ex-10from「GEMINI INSIDE」
ピックを用いた1弦上の超速タッピング
Ex-11from「EYEWALL」
多彩なタッピング技を駆使するドラマティック・ソロ
Ex-12from「MERCY FOR YOU」
弦移動と[6連符→16符]の行き来が難所のタッピング
「MERCY FOR YOU」からのEx-12
は、弦移動がポイントになるタッピング・フレーズ。移動のパターンは[5弦→3弦]時のみ左手人差指が先行する形で、それ以外はすべて右手が先行する形となっている。このうち気を付けたいのは前者の、左手人差指が先行する形。他の指に比べ、人差指が先行する場合は往々にしにてTAP音そのものが弱くなりがちなので気をつけたい。またこのケースでは一瞬左手が完全に弦から離れることになるので、その際に余弦のノイズが出やすくなる。極力気を使いながらプレイしたい。
Ex-13from「MEANING OF THE DARKNESS」
8弦特殊チューニングならではの両手タッピング(1)
「MEANING OF THE DARKNESS」からのEx-13
は両手タッピング・フレーズ。コードが変わっても、左手で押弦するポジションは[6弦12f&5弦14f]といった具合に、常に[ルート&5th]の形になる。そういう意味では、ジョー・サトリアーニの「Midnight」を発展させたプレイと言えるだろうか?
Ex-14from「Lake ruins」
8弦特殊チューニングならではの両手タッピング(2)
続く「Lake ruins」からのEx-14
も両手タッピングだが、こちらは8弦ギターならではのプレイだ。攻略のポイントは、とにもかくにもパターンそのものを憶えてしまうこと。基本的に、左手のポジショニングが[8弦5f&6弦7f]の形を平行移動したものになるということに気付けば、それだけでかなり憶えやすくなるはずだ。
Endingエンディング
RELEASES
Leda
CD | BRAVEMAN RECORDS|2019年12月14日発売
収録曲
1. GEMINI INSIDE
2. EYEWALL
3. MERCY FOR YOU
4. MEANING OF THE DARKNESS
Leda
CD | BRAVEMAN RECORDS|2019年12月27日発売
収録曲
1. Albireo
2. Stella Cygnus
3. Lake ruins