ギタリストのクリス・ケリー(ALUSTRIUM、ex-ギャラクティック・エンパイア)はインストゥルメンタル曲でソロ・デビューを果たしてまもないが、すでに彼が1つの才能しかない人間ではないことは明白になっている。プログレっぽいものからポップ・パンク色を帯びたパワー・バラード、ギター・マニアも喜ぶ全力疾走のラジオ・ロックまで、彼は自身の音楽的探索においてあらゆる手段を使うことを証明してきた。今回発表された3rdシングル「Sunbreak」もその例外ではない。
これまでで最も遊び心のある「Sunbreak」は、ケリーのトレードマークとなったパーツを重ねる作曲技法によってまったく新しい光を生み出し、ドリーム・シアター、スティーヴィー・ワンダー、ヌーノ・ベッテンコートを思わせるスタイルの融合を作り出している。強烈さ、ブルージーなハッタリ、やみつきになるフックや時折聴こえるホーン・セクションなどは、この曲を否が応でも楽しい曲にしている要素のほんの一部である。
この4分強の楽しいひとときに加え、YouTubeには心温まる思い出を旅するような公式ミュージック・ビデオが公開されている(リンクは下記)。ビデオに対するクリスの説明は、シンプルに「自分の愛した人々、そしてここまで自分を導いてくれた人々に捧げる」となっている。
「Sunbreak」は現在クリスの公式BandCampページで購入できる。また、各種大手配信プラットフォームにて視聴可能だ。