アーティスト名 | DESTRUCTION デストラクション |
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アルバム名 | DIABOLICAL ダイアボリカル |
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結成40周年目の新作がシュミーア(vo, b)不在期間(’90年代)も含むバンドの全歴史に立ち会ってデストラクションの看板を延々守ってきたマイク・ジフリンガー(g)脱退後初の作品となるのはちょっと皮肉な事態だが、この大異変にもシュミーア復帰以来の20年あまりで鍛え上げてきたガチガチの硬派ジャーマン・スラッシュ原点回帰主義は微動だにしていない。前作で久々に回復したツイン・ギター体制はサウンド強靱化に大きく寄与していたが、新ギタリストを補充してこの方向性もしっかり継承。分厚いリフによる圧倒感は過去最高レベルまで高まり、ジャーマン・スラッシュ豪快美学追求の迫力が凄まじい。
【文】平野和祥