ゲイリー・ムーアの生涯を綴った公式バイオグラフィの日本語版が、5月19日に発売される。
’70年代〜’80年代にはシン・リジィやコロシアム、ソロとしてのキャリアなどハード・ロックを中心としたシーンで活躍。1990年のブルース転向以降は“国宝級”と称されたそのプレイに磨きが掛かり、老成を経てさらなる“円熟味”が期待されていた中、2011年2月6日、滞在先のスペインで急逝。その訃報は当時、多くの音楽ファンを悲嘆させた。
そんなゲイリーの58年に及ぶ生涯を、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトンの伝記本執筆で知られる英音楽評論家ハリー・シャピロ氏が、家族や関係者への入念な聞き取りを元にまとめ上げたのが本書だ。
「彼が亡くなった時、本当に悲しかった。世間的に決して無視されたわけではないけど、本来あるべき賞賛を得られていなかったと思う」(エリック・クラプトン)
「最高にパワフルで、彼の生きた時代で最も正統派といえるブルース・ロック・ギタリストだった。彼ほどのプレイヤーはいないというのが私の意見だよ」(ジャック・ブルース)
「何て素晴らしいプレイヤーなんだ! 彼の作品は、永遠にその才能を証明し続けるだろう。ライヴでは…彼は魔物だった!!」(ブライアン・メイ)
「最高のブリティッシュ・ロックンロール・ギタリストの1人だった。ゲイリー・ムーアの代わりはいないよ」(スラッシュ)
巻末には年代別使用機材解説、追悼メッセージ、歴代バンド・メンバー変遷、ディスコグラフィを巻末に掲載。これまで伝えられてこなかった“素顔のゲイリー”が明らかになる内容だ。
ゲイリー・ムーア オフィシャル・バイオグラフィ インフォメーション
著者:ハリー・シャピロ
訳者:山﨑智之
サイズ:A5判
ページ数:584
定価:3,630円(税込)
発売日:2023年5月19日(予定)
ISBN:978-4-401-65321-8