リペア・ショップからそのキャリアをスタートさせ、2016年にオリジナル・ブランドを立ち上げた土居洋之氏によるD’s design。弾きやすさと独自のデザインを追求している同ブランドからは、ヘッドとボディーに同じデザインを採用した“Insect Bass”を2本出展。斧折樺(オノオレカンバ)という木琴などで使用される非常に硬質な材をネックに採用することで、ハイ抜けの良さとサステインの良さを目指したという。またプル・ウインドウと呼んでいる指板ハイ・フレット部のカットがプレイアビリティの向上に寄与している。両モデル共にボディー材にオークを採用しているが、5弦モデルはオーク材を柾目で使用した際に出る杢目「虎斑」が際立ち、非常に目を惹く。