ユーザーひとり一人に合わせたオーダー・メイドの楽器を作ろうと、2017年に鈴木 亮氏が立ち上げたTrafzck Guitar Services。注目は弦の上を飛び跳ねるような躍動感のあるイルカの造形がインパクト大な“Antinomious”(写真/右)だ。プレイアビリティは考えずに、鈴木氏の造形欲が赴くままに制作したという本機は、アルダー・ボディーをハンド・カーヴィングで仕上げているのが特徴。ネックはメイプル、指板にはエボニーが採用されている。一方“Cofa=rerief”(写真/左)はTLタイプのギターにフロントのオーバル・タイプのP.U.を配置することで愛嬌のあるルックスに仕上げている。このP.U.は鈴木氏による手巻きで、暖かみのあるサウンドとのことだ。