「着々とリリースを重ねていきたいと思っています」Li-sa-X&葉月 Li-sa-X BAND 2ndシングル:インタビュー

「着々とリリースを重ねていきたいと思っています」Li-sa-X&葉月 Li-sa-X BAND 2ndシングル:インタビュー

ポール・ギルバートの“愛弟子”としても知られるLi-sa-X(g)を中心とし、NEMOPHILAのメンバーとしても活躍中の葉月(g)、ソウルフルな歌声を聴かせるヴォーカリスト:里奈の3人で結成された、コンテンポラリー&モダン・ロック・バンド:Li-sa-X BAND。

1stシングル『One More Chance Is Enough/Just Be My Treasure』(’20年)でデビューを果たしてから約2年となる‘22年1月19日に、2作目となるシングル『Looking Up To You/Cola Bottle Again』がリリースされることになった。

本作は前作に引き続き、モダンなメタル・サウンドを基調としつつ、プログレやTOTOのような‘80年代アダルト・コンテンポラリーの風味も感じられるハイブリッドな仕上がりとなっており、Li-sa-X BANDの音楽性がより浮き彫りになったと感じさせる作品である。そして同バンドの最大の個性である、R&Bテイストな歌唱とテクニカル&エモーショナルなツイン・ギターが織りなす世界観は、独創性に溢れながら幅広い世代のリスナーが親しみやすさ覚えるテイストも十分! 新作について、ギター・チームであるLi-sa-Xと葉月に話を聞いた…!

ツイン・ギターのための曲を作ってプレイするのは色々と学びがあった

Li-sa-X

YG:‘20年3月に、Li-sa-X BANDとしては初のシングル『One More Chance Is Enough/Just Be My Treasure』がリリースされましたが、反響の方はいかがでしたか?

Li-sa-X:このバンド自体はまだ多くの方に知っていただけていなくて…。各メンバーのSNSを見てくださっている方の間でしか聴いてもらえていないという感じなので、それほどたくさんの反響があったわけではなかったのですが…でも、聴いてくださった方々に「かっこいい!」と言ってもらえたりしたのはとても嬉しかったです。

葉月:今までソロ活動をしていたLi-sa-Xちゃんが、こういったツイン・ギターとヴォーカルのトリオという、珍しい編成のバンドを組んだことに驚かれる方もいましたね。それに「One More Chance Is Enough」では、ビリー・シーン(b)やシェーン・ガラース(dr)がゲスト参加したことに注目された方も多かったという印象です。

YG:Li-sa-X BANDとしてはどのくらいのペースで活動されているんですか?

葉月:実際のところ、毎週、毎月集まって頻繁に活動をしているというわけではなくて。ライヴ活動もしていないので、短期集中型で制作に取り組んでいるという感じですね。

YG:Li-sa-Xさんは高校に通われていることですし、なかなかスケジュール調整が難しいのでは…?

Li-sa-X:そうですね。でも、学校も夜まであるわけではないので、夕方から皆で集まったりしています。授業がない時間帯を使って、音楽活動をするという感じです。

YG:メンバー同士で遊びに行ったりすることもある? 

Li-sa-X:いえ、一緒に遊ぶことはないのですが…(笑)。

葉月:バンドで集まった時に女子トークをしたりはします(笑)。

YG:それは楽しそうですね(笑)。Li-sa-X BANDとして活動していて、お2人が新たに学んだことはありましたか?

Li-sa-X:私はソロ・ギタリストとして活動してきていたので、本格的にこうしたツイン・ギター編成のバンドで活動するというのは初めてだったんですよね。今回の「Looking Up To You」は私が作曲したんですけど、こうしてツイン・ギターのための曲を作ってプレイをしていくなかで、学ぶことは色々ありました。メロディーもそうですし、音の重ね方に関しても。

葉月:プレイ・スタイルの異なるギタリスト同士でツイン・ギターを弾くというのは、すごく勉強になりましたね。私は王道なロックンロールとか、昔ならではのメタル…様式美メタルみたいなものをよく聴いていたので、ギター・プレイもどちらかというとオールドスクールなスタイルなんですけど、Li-sa-Xちゃんは結構モダンなアプローチをするんです。

“Li-sa-X BANDらしさ”を突き詰めた作品

葉月

YG:そして‘22年1月19日には、2ndシングル『Looking Up To You/Cola Bottle Again』がリリースとなりますね。本作の制作が決まったのはいつ頃ですか? 

Li-sa-X:曲自体は2つとも‘20年頃には出来ていて、レコーディングも終わっていたんです。その年の末にシングルとして出そうとしていたんですけど、急遽「アルバムを作りませんか?」という話になったのでリリースが中止になって。そこからアルバム制作に取り掛かっていたのですが、曲が出揃ってきたところで「アルバムとして、こんな感じで大丈夫なのかな…?」と悩んでしまったんです。それで、‘21年の10〜11月頃になって「やっぱり2ndシングルでリリースしましょう」ということに決まりました。

YG:なるほど。資料によれば「Looking Up To You」はLi-sa-Xさんが作曲とのことですが、「Cola Bottle Again」はどなたが? 

葉月:私が作りました。作詞は2曲とも里奈さんによるものです。

YG:メンバー全員がバランスよく携わっている作品なのですね。お2人はそれぞれ、曲作りはどのように行なわれているのですか?

Li-sa-X:私はまずリズム・パターンを打ち込んで、それに合わせてメロディーを考えています。曲全体を一通り作るというのではなく、部分的に色んなネタを録っていって、Keyを変えたりしつつパズルのように繋いでいく…という方法で作っています。

葉月:私はキーボードでメロディーを弾きながらコードを付けていくことが多いですね。

YG:本作は里奈さんのソウルフルな歌唱やお2人のツイン・ギターをフィーチュアしつつ、モダンなメタル・サウンドにアダルト・コンテンポラリーやプログレの要素も組み入れた楽曲となっており、バンドの個性が十分に表現されていますね。まずは「Looking Up To You」についてお聞きしていこうかと思うのですが…Li-sa-Xさんは本楽曲をどのようなコンセプトで作られたのですか?

Li-sa-X:この曲に関しては、ヴァラエティ豊かにしようというよりも「Li-sa-X BANDらしさって何だろう?」というのを突き詰めて作りました。コード進行やリード・ギターを1番と2番でちょっと変えてみたりしているので、変化に富んだ楽曲に聴こえるかと思います。

YG:イントロの部分はプログレ風のギター・フレーズやシンセが印象的です。

Li-sa-X:元々はすごくシンプルなコードで作っていたんですけど、エンジニア兼アレンジャーでもあるプロデューサーの方に手を加えていただいて。中性的な和音を意識して分数コードに変えたり、ツイン・ギターに関してもレーサーX的なハモリを入れたり、リズム的な仕掛けを加えてみたりしました。

YG:Aメロになると音要素が一気に少なくなってゆったりした曲調になり、里奈さんのヴォーカルを引き立たせる工夫がなされているように感じられました。

Li-sa-X:おっしゃる通り、ここに関しては里奈さんのヴォーカルをフィーチュアしている部分です。歌声が目立つように、敢えてギターも弾いていないです。

YG:サビではギターやドラムも加わり一気に迫力が増しますが、ここでも歌メロがスッと自然に耳に入ってきますね。

Li-sa-X:そうですね。「Cola Bottle Again」に比べると全体的な音数も少ないですし、曲の盛り上がりの部分のバッキングもシンプルなものにしています。

YG:中盤のギター・ソロではオクターヴ・ユニゾンから始まり、その後はアーミングを効果的に用いたソロに展開していきますね。パート分けはどのように?

Li-sa-X:前半は葉月さんとのツイン・ギターによるユニゾンで、後半のソロは私が弾いています。基本的には、1人でソロを弾いている部分は私が担当していて、ツイン・ソロに関しては右チャンネルが私で、左チャンネルが葉月さん…という振り分けになっています。

YG:アウトロのギター・ソロは、伸びやかなチョーキングによる“泣きのギター”とテクニカルに弾きまくる部分が巧みに織り交ぜられていることによって、機械的にはならず活き活きとした印象のプレイだと感じました。

Li-sa-X:嬉しいです…!(笑) ラストなので、もう、思いっきりたくさんのフレーズを詰め込んでみました。

YG:最後はストリングスの余韻とともにグリッサンドで滑らかに音を止めていて、曲のラストをドラマティックに演出しているというのも良いですね。

Li-sa-X:うふふ、ありがとうございます! 

YG:それでは、お次に「Cola Bottle Again」について。全体的に妖しい雰囲気を帯びながらも、セクションごとに展開があって曲の表情が変化するのが面白いですね。

葉月:“緊張と緩和”を繰り返しているようなイメージですよね。前作の私が作曲した「Just Be My Treasure」もそうなんですけど、ツイン・ギターが活きるような曲展開にすることを心がけています。それと、Li-sa-X BANDの楽曲はヴォーカルとシンクロしたようなコード進行が多いので、そのあたりも意識して作っています。

YG:サビになると疾走感が増してアップ・テンポになり、ギターに関してもミュート・リフをメインにしつつ随所にトリッキーなフレーズを入れ込んでいるので、シンプルすぎず適度に個性が表現されているように感じられました。

葉月:サビ1、サビ2、サビ3でコード進行は同じにしつつも、フレージングは全部変えているんです。オブリを入れてみたり、より疾走感のある速いフレーズを入れてみたりしているので、変化が感じられる仕上がりになっているかと思います。

YG:ギター・ソロでは躍動感のあるチョーキングやレガート、ストリング・スキッピングなどあらゆるプレイが披露されており、非常に聴きごたえがありますね。メロディーに関しても少し陰りがある雰囲気で、とても工夫を凝らして構築されているように思いました。

Li-sa-X:今作の2曲両方に関してなのですが、メロディック・マイナー・スケールを意識して弾いているんです。普段はそんなに使わないようなスケールを使って、敢えて良い感じに音を外すことによって“妖しいかっこよさ”を演出できたらいいなと思っていて。1人でのソロ・パートはもちろん、ツイン・ギターで音を重ねる部分も音階的にかなり工夫して作りました。

YG:なるほど…! それでは次に、お2人の使用機材について教えていただけますか?

Li-sa-X:ギターはアイバニーズの“JCRG1901”というミディアム・スケールのモデルです。ピックアップはネック側にセイモア・ダンカンの“Sentient-6”を 、ブリッジ側に“TB-4 JB Model”を載せていて、フレットは大きめのステンレス・フレットに、ペグはロック式のものに交換してあります。アンプに関しては、DV MARK “Multiamp”に内蔵のプリアンプを使っています。

葉月:私はアイバニーズの7弦モデル“RG8527Z”のソーダライト・カラーを使っています。マホガニー・ボディーで、ピックアップはネック、ブリッジともにディマジオの“PAF7”。アンプはケンパー“Profiling Amplifier”を使っています。

YG:最後になりますが…今後の活動予定について教えてください。

Li-sa-X:とりあえず、曲作りに専念する感じですね。次はアルバムを出すのか、シングルにするのかはまだ決まっていませんが、着々とリリースを重ねていきたいと思っています。

葉月:‘22年の年明けには、1月19日のリリースに合わせて「Looking Up To You」のMVと「Cola Bottle Again」のギター・プレイスルー動画を公開する予定ですので、ぜひご覧いただければと思います! 

Li-sa-X:それと、1stと2ndシングルの4曲をもっとたくさんの方々に聴いてもらって、“Li-sa-X BAND”らしさというのを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。そして聴いていただいた皆様の感想も取り入れつつ、これからも曲作りに励んでいきたいです! 

葉月&Li-sa-X

INFO

Li-sa-X BAND - Looking Up To You _ Cola Bottle Again

『Looking Up To You/Cola Bottle Again』/Li-sa-X BAND

デジタル・シングル|ソニー・ミュージックエンタテイメント | 2022年1月19日発表

プリアド&プリセーブ