アーティスト名 | 12012 12012 |
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アルバム名 | 12012 12012 |
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’03年に結成されたバンドの、メンバー脱退を経て4人組となった現ラインナップでは初となるアルバム。そのつど自身が思い描く音像を形にしてきたバンドだが、今回はメロディー・センスなどは基本的な踏襲しつつも、ヘヴィかつハードなサウンドに焦点を定めたスタイルへと移行。この変貌に驚くリスナーは少なくないだろう。一新されたヴィジュアル・イメージにも想像力を喚起させられる、全編に漂う危険な匂い。破壊へと導く狂気を様々に表現したと言ってもいいかもしれない。ギター・リフのヴァリエーションも従来とは異なるポイントの1つだ。セルフ・タイトルを冠した意気込みがそのまま伝わってくる重要作。
(土屋京輔)