4/スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズ:“あの”絶品トーンで紡がれるソロを堪能!

4/スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズ:“あの”絶品トーンで紡がれるソロを堪能!
アーティスト名SLASH FT. MYLES KENNEDY & THE CONSPIRATORS
スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズ
アルバム名 4

CD | 輸入盤 | 2022年2月11日発売

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[スラッシュ feat. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズ]名義では通算4作目となるオリジナル・フル・アルバムが登場。’12年の『APOCALYPTIC LOVE』以降、当時はツアー要員だったリズム・ギターのフランク・シドリスを含めてこの10年間でバンド・メンバーに変更はナシ。活動は断続的だったとはいえ、その強力な“絆”は曲のアレンジにも演奏にもしっかり表れている。全員が1つの部屋に入って同時に演奏するライヴ・レコーディングの手法が採られた本作の楽曲は、いずれも1〜2テイク(多くても3テイク)ほどで録音されたものとのことだが、5人による磐石のアンサンブルはまさに10年の賜物だろう。

そんな中において一際存在感のあるプレイを聴かせているのがスラッシュであることは言わずもがな。「The River Is Rising」の冒頭、これから始まる危険なロックの爆音に注意せよとばかりに鳴り響くサイレンのようなフレーズから始まり、6弦ベースも交えたヘヴィな「Whatever Gets You By」、フライングV&トーク・ボックスを使った「C’est La Vie」、エレクトリック・シタールによる中東風フレーズが聴ける「Spirit Love」、壮大かつメランコリックな「Fall Back To Earth」など、多彩な曲想の中で印象的なリフ&リックを繰り出しつつ、もはやスラッシュにしか出し得ない“あの”絶品トーンで紡がれるソロはどれもメロディアスで官能的ですらある。絶妙なベンド&ヴィブラートを交えた「Fill My World」のソロに鳥肌!