アーティスト名 | BLUES PILLS ブルーズ・ピルズ |
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アルバム名 | BLUES PILLS ブルーズ・ピルズ |
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アメリカ、スウェーデン、フランスの若者により結成された4人組のデビュー作は、’60年代後期のブルース・ロックがハード・ロックに発展する過渡期にスポットが当てられている。エリン・ラーソンの情熱的で力強い歌を中心に置き、リズム隊が抜群の安定感で彼女を支え、ストーナー・ロック寸前まで歪ませたファズやワウ・ペダルを絡ませたギターがサイケに暴れる…という図式は、ジャニス・ジョプリンの現代版にも思えるが、GFR、ZEP、サンタナなども見え隠れする野性味や繊細さも兼ね備える。破天荒さに欠くところはあるが、ここは薬物使用が常態化していた時代のバンドとの差だろう。傑出している。
(菅原健太)