アーティスト名 | CHRIS DUARTE GROUP クリス・デュアーテ |
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アルバム名 | BLUES IN THE AFERBURNER ブルース・イン・ジ・アフターバーナー |
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ジジ臭くて格式ばったのがブルースだという先入観を持つ人にこそ聴いてほしいのが、クリス・デュアーテというギタリストだ。この8枚目のスタジオ作でもギターが悲鳴を上げているかのようにラウドな弾きまくりで腹が一杯になる。楽曲がブルース一辺倒でないことはいつもの通りだが、’10年の前作がワンパターンだったと思わせるほどに一層彩りが豊かで、米ルーツ・ミュージックからの影響が強いところは今までの作品になかった特徴と言っていい。そんな中でこれぞデュアーテと膝を叩かせるのは、「Prairie Jelly」でのブルースもジャズも逸脱した変態的な速弾きだろう。強烈過ぎて笑いたくなるほどの迫力だ。
(斎藤新吉)