| アーティスト名 | CURSE OF THE FORGOTTEN カース・オブ・ザ・フォーゴトゥン |
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| アルバム名 | BUILDING THE PALACE ビルディング・ザ・パレス |
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オランダ出身、ツイン・ギター編成の最新鋭メロディック・デス４人組が放つデビュー・アルバム。リード・フレーズや楽曲展開、ソロにも泣きが充満しており、残虐性と悲壮感の両立に対する並々ならぬこだわりは初期ソイルワーク的美意識を感じさせるが、ソロの入りがえらく劇的なのにさほど引っぱらずコンパクトにまとめている辺りは、最初期メロデス勢に近い荒くれ度。むしろタイトなスラッシュ・リフと硬いビートの畳み掛けや、太いデス・ヴォイス一本のヴォーカルの爆発力の方がインパクトがでかい。自主制作ならではのアンビエンスを抑えた音像も相俟って、ゴリゴリの突進力が描き出されている。
（平野和祥）
