| アーティスト名 | FATE フェイト |
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| アルバム名 | IF NOT FOR THE DEVIL イフ・ノット・フォー・ザ・デヴィル |
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技巧派トーベン・エネヴォルドセン（g）を迎え再スタートを切ったデンマーク産メロディック・メタル・バンドの現体制第２弾、通算７作目。前作で見せた’80年代スタイル復興路線を推し進め、コーラス・ハーモニーとキラキラのシンセが映える朗らかな楽曲を続々畳み掛けてくる。現シンガーがワイルドな声質なのでメロディーのきめはリフの走りやソロの組み立てにかかってくるが、エネヴォルドセンはこれに応え、タメの利いた泣きから軽やかな疾駆まで、流麗に大活躍。ソロはコンパクトながら、技を繰り出し継いでいくテンポ感は他所で見せるフュージョン指向やプログレ指向の仕事よりむしろ派手めに感じられる。
（平野和祥）
