CHAPTER AND VERSE/FUNERAL FOR A FRIEND

CHAPTER AND VERSE/FUNERAL FOR A FRIEND

UKウェールズを拠点とするポスト・ハードコアの雄による7作目。前作のようにスピード感のみで押し切ることなく、巧みにブレイクダウンを挟み込んでの抑揚感やミドル・テンポ・ナンバーの重厚感も大きくフィーチュアされているが、最早スクリーモと言うより、叙情歌を乗せたニュースクール・ハードコアである。前作からの傾向だったが、バッキングの裏でピロピロ鳴っていたメタリックなリードもほぼ消滅し、代わりに美しいアルペジオが編み込まれたハードコア流儀のギター・プレイが前面に打ち出されている。そうした方向性と合致する、残響音が活かされた入魂のサウンド・プロダクションも激賞しておきたい。
(菅原健太)