アーティスト名 | 外道 外道 |
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アルバム名 | Rocking The BLUES Rocking The BLUES |
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前作『魂の叫び』(’13年)で発散されていたギター・トーンの色気が、今回も頭から全開。ハードな曲では獰猛にキレまくり、バラードではサンタナより泣きまくる、加納秀人(vo, g)の暴れっぷりには笑いさえ出てくる。一時期傾倒していたフュージョン色やフラメンコの技もさらっと出しているが、これを一括りに“ロック”で無意識にやってしまうのが凄い。曲の基本は前作以上にシンプルなR&Rとブルース。ROLLY(g)他ゲストと一緒に楽しんでいるムードに「香り」ほどの凶暴さはないが、単純ながらもノリには狂気がある。ロック・オヤジのプライドは感じられるものの、オヤジ臭い古さは皆無。加納秀人恐るべし…。
(斎藤新吉)