THE HUNT/GRAND MAGUS

THE HUNT/GRAND MAGUS

6作目フル。初期のドゥーム/ストーナー・スタイルから脱皮した近作同様、オーセンティックかつ男臭い真性メタル作に仕上がっているが、今ひとつ楽曲的に弱かった前作『HAMMER OF THE NORTH』(’10年)に比べ、イントロ・リフやメロディーの展開がより印象的であり、全体的に作曲面に力が入れられた印象。ディオのマジック&ドラゴン趣味を薄めて、より汗臭マッチョに仕上げた雰囲気に今回も大いに血が騒ぐ。また、JB(vo, g)がかつて参加していたスピリチュアル・ベガーズのラドウィッグ・ウィット(dr)の加入も、演奏面でのレベル・アップに繋がっている。渋いんだが、攻めの姿勢に磨きが掛かった。
(小澤明久)