アーティスト名 | HIM HIM |
---|---|
アルバム名 | TEARS ON TAPE ティアーズ・オン・テープ |
Amazonでチェック |
フィンランド出身の自称“ラヴ・メタル”バンドによる通算8作目。これまで以上に腹の底に響くヘヴィ&ファットなリフを軸とするパワフルな展開を示すも、彼ら一流のメランコリックで分かりやすく耳に残るメロディーが冴えており、即効性のあるメロディーが印象的だった前作『SCREAMWORKS : LOVE IN THEORY & PRACTICE』(’10年)を踏襲しつつ、バック(特にミッコ“リンデ”リンドストロ−ムのギター)はリフ・オリエンテッドに徹した作品とも言える。こんなにヘヴィにしなくても…と思う部分がなきにしもあらずだが、メロディーの主張があくまでも勝っているので特段のマイナスとはなっていない。
(小澤明久)