SHADOWS OF THE DYING SUN/INSOMNIUM

SHADOWS OF THE DYING SUN/INSOMNIUM

一昨年初来日も果たしたフィンランドのメロディック・デス・メタラーの6th。分かりやすさという側面で現在のアモルフィスにさらなる接近を見せる一方で、バンドの出自でもあるメロデス黎明期を思わせる暗く、そして冷たく煌めく激しさもグッと増強。どこを切っても情感を揺さぶるゴシカルな哀感が止めどなく溢れ出す慟哭ムードの強さは、バンド史上最高潮に達していると言っていいだろう。今作よりギタリストが現オムニウム・ギャザラムのマーカス・ヴァンハラに交替し、豪腕と名高い彼の素晴らしいソロ・ワークがバンドに極めて上質の泣きを付与している点も見逃せない。本作を引っ提げての再来日を祈願!
(羽田幸一)