Brave Agonistic Letters Under Segregation／JILUKA

’15年２月に現ラインナップで新たに始動した４人組による1stミニ・アルバム。キャッチーなメロディー・ラインを配したアグレッシヴな楽曲の数々は、クリーンとグロウルを交配させたヴォーカルを含め、若手らしい瑞々しさと勢いに満ち溢れている。今様のメタルと同調する要素が多分に押し出されている中で、随所にオーセンティックなスタイルも垣間見えるところが興味深い。高崎 晃からアレキシ・ライホまで、個性的なプレイヤーからの影響を感じさせるギターも重要なポイント。考え抜かれた硬質なリフもスウィープやタッピングを絡めたソロ・フレーズも訴求力が高い。今後に注目したい新鋭だ。
（土屋京輔）