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SHOCKWAVE SUPERNOVA/JOE SATRIANI

ショックウェイヴ・スーパーノヴァ/ジョー・サトリアーニ

アーティスト名 JOE SATRIANI
ジョー・サトリアーニ
アルバム名 SHOCKWAVE SUPERNOVA
ショックウェイヴ・スーパーノヴァ


CD | ソニー・ミュージック ジャパン インターナショナル | 2015年7月22日発売

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ジョー・サトリアーニの通算15作目となるニュー・アルバム。普段はシャイな彼をギター・クレイジーへと駆り立てる自分の中のもう1つの人格を“Shockwave Supernova”と命名し、それをコンセプトにした作品だ。ただし、プログレッシヴ・ロックのようなガチガチのコンセプト・アルバムというよりは、自分の別人格との戯れぶりを、楽曲、サウンド、プレイで自在に表現したという印象。そうした中で、テクニカルなフレーズに色気のあるチョーキングを挟み、アグレッシヴで、時にトリッキーであると同時に、ギターを泣かせ、歌わせる彼のプレイは、本作でも変わることのない輝きを放っている。

それが凝縮されているのがタイトル・ナンバー「Shockwave Supernova」だ。それ以外にも、ジミ・ヘンドリックスのような荒々しさや、リッチー・ブラックモア的なコード分解フレーズを聴かせる「On Peregrine Wings」、中東的な雰囲気を漂わせる「Cataclysmic」、シャッフル・リズムの明るいR&B風ナンバー「San Francisco Blue」、’60年代ギター・インスト風味の「All Of My Life」、ジミの「Little Wing」の歌詞の一部をタイトルにした内省的な小品「Butterfly And Zebra」、アンビエントな雰囲気とスケールの大きさを併せ持った「Goodbye Supernova」など、非常に多彩な楽曲が収められている。そして、そのどれもがギター表現の可能性を広げる結果を生み出している。’05年の“G3”以来となる久々の来日公演の実現を期待したい。
(細川真平)