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KXM/KXM

KXM/KXM

アーティスト名 KXM
KXM
アルバム名 KXM
KXM


| WHD エンタテインメント | 3月26日発売

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ドッケン以降、リンチ・モブを活動の軸にしつつ、ソロ作も挟みながら様々なプロジェクトに参加してきたジョージ・リンチ(g)。直近で言えば’12年、ドン・ドッケン(vo)を除くドッケン仲間達が集まってのT&Nで『SLAVE TO THE EMPIRE』をリリース。その際に「リンチ・モブは終わった」旨の発言をしたのに、数ヶ月後にリンチ・モブで“LOUD PARK”に出演。つまりあの発言は…、真相はYG2014年4月号のインタビューを参照。
 
かように、活動の“芯”を捉えにくい昨今のジョージだったが、今回のKXMは少し趣が異なる。異なって欲しいという希望を含めての感想だが、KORNのレイ・ルジアー(dr)、キングスXのダグ・ピニック(vo, b)というメンバーは、それだけでこれまでのプロジェクトにあまり見られなかったバンド然とした重みを痛感させるのである。もちろん“名”だけではない。ジョージ曰く「シンコペーションを多用するモンスター・メタル・ドラマー(レイ)とゴスペル・ロック・シンガー(ダグ)」という2人のパフォーマンスに巨匠のプレイが火を注ぐ。ヘヴィ・ソングのみならず、実験的な試み、穏やかな曲でも味を感じさせる仕上がりは、さすがベテラン集団だ。そう…、ベテランだけにレイもダグも暇な立場ではなく、それが今後ネックになる可能性も否定出来ないわけだが、何とかKXMの活動を続けて欲しい。
(福田真己)