LULLABY AND… THE CEASELESS ROAR/ROBERT PLANT

LULLABY AND… THE CEASELESS ROAR/ROBERT PLANT

18年ぶりの来日公演となった今年のサマソニで、大いにファンを沸かせたロバート・プラント(vo)。そこで披露した新曲を含む本作は、彼が追究してきたブルースやフォーク、カントリー、ワールド・ミュージックの要素を昇華し、独自の歌世界を築き上げたことが分かる堂々たる新作だ。サマソニでは5曲のツェッペリン・ナンバーを新曲と交互に演奏しながら違和感がなかったのは、この新作に寄り添ったフォーキーで穏やかなアレンジだったからだが、本作で聴かせるプラントの滋味溢れるヴォーカルの力によって、ツェッペリン時代には分からなかったルーツ・ミュージック本来の奥深い魅力がジワジワと伝わってくる。
(保科好宏)