LYIJY／POISONBLACK

もはや元センテンストの肩書きも無用であろうヴィレ・レイヒアラ（g, vo）率いるゴス・アンド・ロール４人組の第６作。フィンランド本国では昨年９月の発売なので、４ヵ月半ほど遅れての日本盤リリースということになる。ブルース臭もあるグルーヴィ＆エモーショナルなやさぐれ感をアップさせる一方、重厚なギター・サウンドもしっかり堅持しており、よりソリッドなリフ使いは、意外やAC/DCへと一部急接近！　楽曲によってはD:A:Dっぽいムードもある。ヴィレのリード・プレイがさらに歌心を増しているのも特筆点で、１人掛け合いソロ（？）なんかもあってちょっと驚いた。日本盤ボーナス１曲追加。
（奥村裕司）