THE MOUTHS OF MADNESS/ORCHID

THE MOUTHS OF MADNESS/ORCHID

米サンフランシスコ拠点のヴィンテージ・ハード・ロッカー4人組による日本デビュー作で、カダヴァーと同様に、地下レーベルから“NUCLEAR BLAST”に移籍しての2作目。揃ってベルボトムを履きこなし完全に現代に反旗を翻しているヒッピー風の風貌やアートワークに、あの時代のカルチャーに浸かり切っていることが窺えるが、音楽性も強烈で、狂おしいほど’70年代サバスへの愛が叫ばれている。かつてのトニー・アイオミ、ギーザー・バドラー、ビル・ワードに肉薄せんとする探究心の塊のようなプレイと音作りは、一聴以上の価値があるだろう(声質の特性上、オジー・オズボーンには迫れず)。
(菅原健太)