HARAKIRI/SERJ TANKIAN

HARAKIRI/SERJ TANKIAN

大仰な歌いっぷりが特徴の人だけに、前作でのストリングスとの絡みはしっくりときた。ソロ作は明確にシステム・オブ・ア・ダウンと線引きするのかと思っていたが、昨年の再始動に触発されたのか、3枚目となるソロ作はこれまでで最も本家に近い作風に。多少のクール・ダウンはあるものの、紛れもない“ロック・アルバム”。ツアー・バンドのTHE F.C.C.を録音に迎えたこともあって演奏も非常にタイトだ。ギタリストのダン・モンティはバケットヘッドやガンズ・アンド・ローゼズなどに関わってきたプレイヤー/コンポーザーでもあり、随所にバンドとサージとの化学反応が生まれている。本家の新作はまだまだ遠い。
(小口正貴)