SUPERHEAVY／SUPERHEAVY

ミック・ジャガー（vo）とプロデューサーのデイヴ・スチュワート（g／元ユーリズミックス）を中心に、ジョス・ストーン（vo）、ダミアン・マーリー（vo／ボブ・マーリーの七男）、インド映画音楽界のA.R.ラフマーン（key他）が集った新プロジェクトの1st。レゲエ、R&R、バラードを３人のシンガーがメイン〜バッキングに回って交互に歌う贅沢な作品で、特に「One Day One Night」の冒頭はミックと分からないほど、ストーンズとはひと味違うヴォーカルが味わえるのも楽しい。アレンジは全員の持ち味をバランス良く混ぜ合わせたせいか綺麗に纏まりすぎた感はあるが、それでも各人の声が持つ存在感はさすがだ。
（保科好宏）