FLYING COLOURS/THE BLANKO

FLYING COLOURS/THE BLANKO

フィンランド出身のトリオによる1stフル。剛毅なリフを軸にエネルギッシュかつカラフルに展開するハード・ロックをプレイしており、プログレの薫りも嗅げる有機的な楽曲展開で’70年代型のレトロスペクティヴを示しつつ、リフのキレや親しみのあるメロディーはあくまでモダンと、良好な新旧バランスが印象的。だがしかしやはり音楽性の屋台骨を支えるのはロック原初の衝動性であり、新人らしからぬ骨の太さを強調。’90年代のオルタナ一派がここにきて息を吹き返したような勢いも感じる。ワウ掛けっぱなしのファジー・トーンに飛び道具エフェクトを随所にかます奔放なギター・ワークは大いに聴きものだ。
(小澤明久)