MEAT + BONE/THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION

MEAT + BONE/THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION

 デビュー20周年を迎えたロッキン・ブルース・バンドの、8年ぶりとなる通算10枚目。8年ぶりとはいえ演奏が放つ破格のスピード感や生々しい息遣いが、少しも錆びていないのが凄いところ。何よりも変拍子かと思うほど性急なビートで前のめりに突っ込むスリリングな演奏から、瞬時にファンキーかつダンサブルなグルーヴに転換する自在なバンド・アンサンブルは、20年間同じメンバーでやってきたからこその反射神経とバランス感覚の上に成り立つもので、“阿吽の呼吸”とはまさにこのこと。ベテラン・バンドになってもロック初期衝動のパンキッシュな音のエッジが鈍ることがない彼らはロック・バンドの鑑だ。
(保科好宏)