BETH OUT OF HELL/THE MURDER OF MY SWEET

BETH OUT OF HELL/THE MURDER OF MY SWEET

マインズ・アイを始めとする数々のバンドで活躍するダニエル・フローレス(dr)が中心となって結成された、“シネマティック・メタル”を標榜する4人組による3作目。シネマティックと謳うぐらいだからよほど凄いのだろうと期待して聴いてみたが、路線は他のシンフォニック・ゴシック系と大きく違わず。オーケストレーションを多用し壮大かつドラマティックに展開する楽曲は確かにストーリー性のあるものだが、アンジェリカ・ライリンの歌唱が“上手い”以上の何かがあるわけではなく、まるで映画を観ているような錯覚に陥らせるだけの絶対的説得力に欠ける。もっと強烈な狂おしさがあってもいい。
(Masa Eto)