ナイトレイジ8作目『WOLF TO MAN』、リズム隊の新加入で生々しい雰囲気のメロデス作

ナイトレイジ8作目『WOLF TO MAN』、リズム隊の新加入で生々しい雰囲気のメロデス作
アーティスト名NIGHTRAGE
ナイトレイジ
アルバム名 WOLF TO MAN
ウルフ・トゥ・マン

CD | マーキー・インコーポレイティド/アヴァロン | 2019年4月24日発売

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元エグズメーションのギリシャ人ギタリスト:マリオス・イリオポウロスを中心に、現在はスウェーデンを拠点に活動するバンドの8作目。ベネズエラ人のベーシストとギリシャ人のドラマーが新加入している。スピーディーなリズム展開にテクニカルかつメロディックなギターを満載した、旧き良き(しかし決して古臭くない)メロディック・デス・メタル・アルバムであり、これまでの作品もそうであったように、2本のギターによるリード・プレイで聴き手の感情を揺さぶる流儀を貫徹している。リズム隊が替わったせいか攻撃性に刺々しさが増し、全体的にシャープかついい意味でラフで生々しい雰囲気だ。

【文】小澤明久